北海道車中泊の旅7日目(音更から釧路経由で中標津町まで:250km)

FIREについて

車中泊の旅を始めて、早くも1週間が経ちました。
今日は釧路経由で、出来る限り知床を目指してみたいと思います。

音更町はタンポポに要注意

今回利用されてもらった「道の駅おとふけ・なつぞらのふる里」では、他の車が来る前に出発しなくては……という焦りが無かったのか、少し朝寝坊(と言っても5時頃ですが)をして、余裕を持って6時半頃に釧路へ向けて出発しました。

それと、音更町について昨日書かなかった注意点が一つあります。
音更の町に来て驚いたのは、とにかく町全体にタンポポの綿毛がスゴイんです。

風に無数の綿毛が舞う様子は、見ている分にはで癒されるのですが、駐車時など車の窓を少し開けておくと、容赦なく車内に綿毛が入り込んできます。
私も結構荷物の細かい部分まで綿毛がついてしまい閉口しました。

いざ釧路湿原へ

音更の道の駅を出発し、まずは釧路湿原を目指しました。
距離的には約130km程あるのですが、何せ信号の少ない北海道ですから、下道だけでも3時間ちょっとで釧路湿原展望台に着きました。

さすがに釧路湿原を観光するには時間が足りないので、釧路湿原展望台から約2.5kmプラスα(北斗遺跡)の遊歩道を歩いて、雰囲気だけ味わう事にします。

私は時計回りで回ったのですが、手足が不自由な方や体力に自信の無い方は、サテライト展望台まで階段などが無いバリアフリー遊歩道になっているので反時計回りの方が良いかと思います。
ただしバリアフリーと言っても、途中の木道が壊れて穴が空いている箇所もあるので、足元には注意が必要かと思います。
私は90分ほどかけて北斗遺跡を含めて歩いたのですが、車中泊で運動不足だったのと、やはり緑に囲まれた道を歩くのは気持ち良いですね。

絶景とロマンと

遊歩道から少し離れた(900m程)にある北斗遺跡は、住居が再現されていて「ご自由に中へお入り下さい」との表示があるのですが、残念ながら住居内を見学する事は出来ませんでした。

気のせいかも知れませんが、ほのかに焚火の匂いがして、住居に実際に人が住んで居るかのような錯覚を覚えました。

サテライト展望台からの眺望はまさに圧巻で、おそらく見えているのは釧路湿原のほんの一部だと思うのですが、それでも雄大な光景に感動しました。

また遊歩道には大きなフキがあって、もしかしたら何処かにコロポックルがいるのかも?
なんて考えるのも楽しかったですね。

展望台の展示室も、こじんまりとしていますが釧路湿原の成り立ちや生態系、或いは釧路湿原開拓の歴史など、けっこう内容の濃い展示で興味深かったですね~

全長2mのイトウ(魚)の模型では、子供の頃に読んだ「釣りキチ三平」という漫画を思い出して懐かしかったです(^^)

北海道の車事情

北海道に来て最初にビビったのは、車の流れがメッチャ速いという事。
一般道でも時速70km位で走っていてはガンガン追い越されます。
函館から長万部へ向かう国道5号では、私を含めて4台が60kmほどで走っていたのですが、4台イッキに追い越される事が何度もありました。

ちなみに軽ワンボックスのブレーキはプアなので、車速が速すぎて制動距離がとても長くなります。徐々に慣れてきましたが何度かヒヤリとしました(高速道路で急な渋滞で事故るアレと一緒ですね)

それと前にも書きましたが、土地が広すぎて手が回らないのか、舗装が荒れている道路が多い印象です。
更に言えば、今日走った弟子屈周辺の道路などは、道路の継ぎ目なのか水はけを良くする為なのか、10m~数10m間隔で段差というか溝のようなものがあり、普通乗用車だったら問題無いのかも知れませんが、スクラムワゴンは段差を超える度にポンポンと車体が跳ねるので、後部の荷物がメッチャ散乱して、荷室(寝室?)が惨憺たる状況になりました。

運転していても、かなり気になるので高規格道路とは違う意味で、結構精神的に疲労が溜まります。

そうだ!段差関連でもう一つありました。コンビニなど道路脇の施設への段差が、関東などよりも大きい気がします。
もしかしたら雪対策なのかな~? 車道に出やすいように低くしてる箇所でも、私の住んでいる地域の段差の倍くらいはありそうで、車高の低いスポーツカーなどは大変そうです。

開陽台の絶景

開陽台展望台は、2020年に口コミサイトのトリップアドバイザーから「日本の展望台ランキング7位」を取ったという絶景で知られる展望台です。

天候は相変わらずハッキリしませんが、今日は釧路湿原の眺望がとても良かったので、今日は大丈夫かも? と考えて寄ってみました(運転に疲れたので休みたかったという事もあるんですけれど)

さて日本の展望台ランキング第7位の眺望は……またもや霧で見えませんでした。

北海道は梅雨が無いので、観光するなら6月がベストシーズンと聞いていたのですが、本当に普段の行いが良くないのか、4日連続で雨が降ったり止んだりの天気が続いています。

ボヤいても仕方が無いので、ご飯を食べたりガソリンを補給するために、中標津の市街地へ向かおうと思います。

戻って来てしまいました。

時間が悪かったのか、曜日が悪かったのか、行ってみたお店がほとんど閉まっていました(涙)
焼肉のお店はあったのですが、昨日の豚丼が響いているのか、焼肉を食べる気分になりません。

市街地をアチコチ移動しているうちに疲れてしまい、どこかに泊まれるような所が無いかと探したのですが見つかりません。

ネットで検索してみたら、先ほど行った開陽台の駐車場の車中泊情報が!

結局また戻ってきてしまいました。

本来は泊まれない場所なのかも知れませんが、今夜はここで寝ようかと思います。
結局知床まで辿り着けなかった!(距離的にも時間的にも、知床(羅臼)を目指すのは無理があったようです)

明日も今日と似たような天気らしいので知床は諦めようかなぁ

それにしても、家を出てから一週間か・・・さすがに健康的な生活とは言えませんが「引き籠もり生活からの脱出」は出来ているんじゃないでしょうか?

「今日は何処へ行こうか?」「何を食べようか?」と、考える毎日た結構充実しています。
「何もする気が起きねえ・・・」と、家で燻っていた時とは雲泥の差ですね。
とても健康的な生活とは言えませんが、自由な時間を満喫しているという意味では、ようやくFIREして良かったと感じています。

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