本当にボッチでFIREの条件を達成出来たのか? 改めて考えてみました。

FIREについて

オッサンは来年3月でのFIREを目指しています。
ボッチでコツコツと資産を積み上げた結果だと思っていました。
でも本当にそうなのかな? これまでの経験を振ってみました。

いつも救いの手が

私の人生は、失敗の連続でした。もう人生詰んだと思った事も何度あった事か!
でも、ありがたい事に私が危機的な状況になった時、いつも誰かが助けてくれました。

それも、途方にくれるオッサンに手を差し伸べてくれたのは、ほとんど見知らぬ人ばかり。
こんな自分に手を差し伸べてくれた人達。どんなに感謝してもしきれません。

他人とのコミュニケーションが苦手な私は、FIREしたら他人との関わりを最低限にしたいと考えています。
でも、こんな私に手を差し伸べてくれた人たちの事も頭を過ぎるんです。

人身事故

私は20代の頃に、大きな自動車事故(人身事故)を起こしています。
車のフトントガラスを突き破って、車内に人が飛び込んでくるという、相手が亡くなっていても不思議ではない程の大惨事でした。

私は事故を起こした瞬間、そして警察で取り調べを受けている時、「ああ自分の人生は終わった」と思っていました。

自分の事ばかりで、被害者を思いやる事をしない
最低野郎でしたm(_ _)m

後日、書類送検された私は、検察官との面談の中で、被害者から「あまり重い罪に問わないで欲しい」という意見が出された事を知りました。
そうして私の処分は「起訴猶予」という事になったのです。
そうです、あろう事か被害者から救いの手が差し伸べられたのです。
この辺りは、過去に記事にしていますので、一度読んで貰えたらと思っています。

無謀なキャンプ

最近では通年で営業しているキャンプ場も多いですが、以前は多くのキャンプ場が冬季は閉鎖されていました。
そこで山登りも好きだった私は、登山道の駐車場が野営地として無料解放されていた事を思い出し、真冬に無人の野営地でキャンプをしました。

今考えれば、この時点で無謀ですよね?

幸いというか、当日は天気もよく雪もありません。
上機嫌で、駐車場の片隅に一人用の小さなテントを立て、キャンプを楽しみました。
次の朝テントを出ると、そこは一面の銀世界!
とても幻想的で綺麗な景色でしたが「これ帰れるか?」と愕然としました。

道路まで出れば何とかなると思いましたが、途中で身動きが取れなくなり「遭難」の言葉が頭を過ぎりました。そんな時に前方から何やら重機の音が!
何とか雪を搔き分け歩いていくと、道路工事をしている人たちがいました!

事情を話すと「こんな時期に何を考えているんだ!」と怒られたものの、重機の助けを得て、なんとか窮地を脱する事が出来ました。
どのくらい費用が掛かるのかと尋ねると「金はいいから、二度とこんなムチャはするな!」と再度のお叱りが(本当に無謀だったと反省しています)
2年ほど前にも、その野営地(キャンプ目的ではないです)を利用しましたが、そこまでの道路が綺麗に整備されていて、あの日の出来事が鮮明に思い出されました。

住宅ローンで精神を病んだ時

住宅ローンを早く返そうムチャをし、不安やストレスを吹き飛ばすように、毎日ジョギングをしていました。休日はフルマラソンほどの距離を走る事も。
最終的には精神を病み、仕事も1カ月ほど休養する事になりました。

そんな自分に、ジョギングコースで良く見かける人から「走行会に出てみないか?」と、お誘いがありました。何でも朝から晩まで、一日中走るイベントだとか。

「そんなイベントに人なんか集まるの?」と半信半疑で参加しましたが、予想外に多くの人が集まっていました。

走行会のルールは簡単、とある運動公園外周のジョギングコースを周回するだけ。
競争では無いので、タイムや走った距離は自分で測る事
マイペースで走り、疲れたら休憩ポイントで好きなだけ休み、準備されていた補給食や水分を適宜摂取する事などでした。
朝から晩までと言っても、途中からの参加も、途中で帰宅してもOKという、ゆる~い感じのイベントでした。

当時マラソン大会に出まくっていた私は、タイムや順位が無い事に違和感を感じていましたが、走り始めて直ぐに違和感は吹き飛びました。

誰かと競う訳でもなく、マイペースで走り続ける事の何と心地良い事か!
見知らぬ誰かと、お喋りをしながら走る事がどれほど楽しかったか!

私は、本当に朝から夕方まで走り、おそらく自分にとっての最長距離を走ったと思います。
あの日、自分の中で「何かが吹っ切れた」ような気がするんです。

何を焦ってたんだろう?
マイペースでも良いじゃないかと思えました

誘ってくれた方は、何となく良く見かけるから誘ってみたと言っていましたが、今では私を救ってくれた恩人のように感じています。
ローンを完済してからジョギングも止めてしまいましたが、今でもあの人たちは走っているのかな~
連絡先を聞いておけば良かったかも(^^;

ボッチで生きる?

人間関係から解放されボッチで自由に生きたい。それが私のFIREです。
でも、それで幸せなのかな?
誰かのペースに合わせなくて良い生活は、確かにストレスは少ないと思います。
常に他人の目を気にして、周囲の反応にビクビクしながら生きてきた自分には、夢のような毎日に思えます。
でも振り返って見ると、困った時にはいつも手を差し伸べてくれた人がいました。
今の自分があるのは、その人達がいたからで、感謝しても仕切れません。
FIRE達成目前までこれたのは、決して自分だけの力では無かったと思います。
もちろん、私の将来を憂えてくれた両親にも感謝しかありません。

本当にボッチなだけの生活が自分の望んだ生活なのだろうか?
自分にも何かが出来るのか? 本当はどんな風に生きたいのか?
自分が困難な時に無償で手を差し伸べてくれた人達、あんな生き方が出来れば最高ですけど、さすがに私にはハードルが高くて潰れそうです。
でもFIREへ向けて、色々と考えてみたいと思っています。

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