FIREを目指す人に直撃!? 狼(大暴落)が来るぞ~と言われていますが…

FIREについて

昨年末辺りから「狼(大暴落)が来るぞ~」と言う声が高まり、実際に年初来の株価は世界的に低迷しています。
アナタは狼が来るぞ~という声を信じますか? 狼少年の戯言と捨て置きますか?

過去の暴落について

米国株は過去数十年間右肩上がりの成長を続けていますが、その道程は決して直線的では無く、過去何度も暴落を経験おり一部の例外を除き、かなりの確立でリセッション(景気後退)と相関関係があると言われています。

過去40年程のS&P500と日経平均のグラフ(出典マネックス証券)で見ると、40年間で4回の大きな暴落が起きている事が分かります。

出典マネックス証券

・ブラックマンデー(1987年)
・ITバブル崩壊(2000年台初期)
・リーマンショック(2008年)
・コロナショック(2020年)

他にも何回か米国株が下落する場面は見られますが、その多くにリセッションが絡んでいます。
それにしても、良く失われた30年と言われますが、日本経済の低迷って本当に深刻ですね(T_T)

何故株価は下落するのか?

ファンダメンタル分析(経済指標等を元にした分析)やテクニカル分析(チャートの動きを元にした分析)など株価の動きを分析する手法は数々あるようですが、完璧に動きを予想出来る手法は確立されていないです。

まあ、最近ではプログラミングによる自動売買などもあるようですが、やはり株取引の多くは人の手によるものなので、人為的というか投資家心理に左右される部分が多く、動きを予想するのは困難なのでしょうね。

そして投資家心理と言えば、当然景気の上昇局面では業績が上向く企業が多くなる訳で、投資家はそうした企業に資金を注ぐでしょうし、逆に景気後退(リセッション)局面では投資に対して消極的になるのは当然の事のように思います。

そう言った意味では、リセッション入りの可能性が高まっている現在、株価の動きが低迷するのも当然なのかも知れません。

現在の状況で言えば、25日の週には28日に発表されるGDP値を始め、GAFAMの決算発表などもありますので、その内容によって大きく値が動く事も有り得そうですよね。

そもそもリセッションて?

一応は2四半期連続でGDPがマイナスになったらリセッションと呼ばれる事が多いようですが、アメリカではNBER(全米経済研究所)が発表しているようで、単純にGDPの動きだけを見るのではなく、様々な要素を含めて分析するので、実際には数カ月後に○○年の〇月からリセッションに入ったと発表される事もあるようです。

気象庁の発表する梅雨入り・梅雨明け宣言みたいですね(^^;

しかし一般的にはGDPの動きからリセッションに入ったかどうか判断する場合が多いようなので、今月28日の発表が注目されているのだと思います。

リセッションに入るかどうかで、今後の株価の動きがどう変わるのかという分析をしている経済ニュースを良く目にしますし、ブログやYOUTUBEなどでも関連情報が、これでもかと言う位に取り上げられています。

本当に狼(大暴落)は来るのか?

個人的な意見としは、世に出回っている情報を見る限り、株式の更なる下落は有り得そうな感じがします。
それどころか、景気の先行指数とも言われる銅の価格推移をみると、2019年以降急上昇しており下がる気配がありません。

出典:世界経済のネタ帳

もしかするとリセッション後もインフレが続くスタグフレーションの可能性もあるんじゃないか?なんて、素人ながら考えてしまいます。
仮に、世界的にスタグフレーションに突入したら、経済が復調するにはかなりの期間が必要となるかも知れません。

当然株価も今以上に下落するでしょうし、株価の回復までも相応の期間を必要とする事でしょう。
そう考えると「狼(大暴落)が来るぞ!」という話は、狼少年の戯言と済ます訳にはいかない気がしています。

ちなみに、過去の暴落事例で株価が暴落前に戻る期間を調べてみましたが、コロナショックは僅か1年余りで値を戻してしまいましたが、リーマンショック時は5年、ITバブル崩壊時は6年、かの1929年の世界恐慌の際には実に15年程かかっているようです。

今回の株価の下落も、やはり回復に数年かかる事も覚悟しておいた方が良いのかも知れません。

11月の中間選挙で共和党が大勝し、それによって株価が上昇するとも言われていますが、仮に上昇したとして、それが転換点となるのか一時的なものでしか無いのか……う~ん、どうなんでしょう?

狼が来たとして・・・どうする?

さすがにFRBもインフレについて「一時的なもの」とする見解を変えましたが、リセッションについては不自然なほど触れていません。
というか、中央銀行ってどこまで信用出来るのでしょうか?

個人的には、時の政権の意向を受けるというか、政権に忖度しているように感じるのです
日本でも2014年12月の衆議院選挙では、10月の「黒田バズーカ2」と呼ばれた金融緩和策によって株価が上昇し、それが政権与党に有利に働いたのでは?という意見が出ましたし、アメリカでも11月に中間選挙を控えていますので、FRBとしても発言については慎重にならざるを得ないのかも知れません。

いずれにしても、我々庶民には株価の動きに対して何の働きかけも出来ない訳ですから、仮に暴落が来たらどうするのか?を考えて備えるしか有りません。

以前の記事でも書きましたが、人によっては「絶好の買いチャンス」だと捉える人もいるでしょうし、含み損に耐え切れず株を手放してしまう人もいるのかも知れません。

「じゃあオマエはどうなんだよ!」という声が聞こえてきそうですが……私は何もしないと思います。
既に退職してしまった現在、新たに買い増しする程の入金力がある訳でも無いし、かと言って手持ちの株を手放す事も考えていません。

仮に現役時代と同様の入金力があったらどうするか?
おそらく、今までと同様に淡々と積み立てを継続していたと思います。

まあ、どのように考え・選択し・行動を起こしたとしても、どこまで行っても投資は自己責任なので、自分の信じた道を進むしか無いのでしょうね。
ただし、情報収集と勉強は欠かさずに…という事でしょうか(^^;

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