皆さん、学生時代に卒業旅行って行きました?
学生時代からボッチだった私でも、一応は卒業旅行は行ったのです。
まあ、色々とトラウマを作った旅行ではありましたが。
そんな私ですが、FIREを機に卒業旅行のやり直しをしてみたいな…などと考えたりしています。
FIREは卒業?
何となく、自分ではFIREは会社(病院)からの卒業だと考えています。
卒業は、学校で一定の課程を履修する事と考えれば、まだ何も学べていない私が卒業というのは、なんだか口幅ったい感じがしなくもないですし、定年を以って卒業とするのであれば、中退と表現するのが正確なのかも知れません。
けれど、私にとっては一つの区切りである事は確かなので、身の程も弁えず卒業と考える事にしたんです。
卒業旅行
卒業と言えば、皆さんは卒業旅行ってしました?
学生時代からボッチだった私も、一応は卒業旅行に行きました。
学生から社会人になるまでの、一カ月程度のモラトリアム(猶予期間)に浮かれていたんでしょうね。
私の卒業旅行は、今で言う車中泊での日本半周の旅でした。
何人かの同級生で、2台の車に分譲して西日本を一周したのですが、現在の車中泊と違って、普通の車でただ寝泊りするだけの、本当に若い時代だからこそ出来る無謀な旅行だったと思います。
様々なトラブル
車は車中泊仕様ではないので、当然ですが座席はフラットになりません。
後部座席に荷物を積んで、ただ前席をリクライニングさせるだけで寝ていました。
窓も目隠しなんて考えもしなかったので、中は丸見えだし防寒対策も何もありませんでした。
旅程の計画も何も無く、ただ車で行ける所まで行って、眠くなったら寝袋に包まって座席で寝る、そんな旅でした。
或る日など、深夜まで車を走らせて、さすがに疲れたので寝る事にしたのですが、現在のように街灯も少なくて気が付かなかったのですが、実はそこは住宅街のど真ん中だった何て事もありました!
不審な車両が停まっていたら、そりゃ住民は気になりますよね。
朝起きてみたら、まどから大勢の人が自分達の事を覗き込んでいたのにはビックリしました。
旅行に行ったのは3月の初旬だったと思うのですが、何の防寒対策も無く、寝袋も春夏用の薄いものだったのですが、そんな状態で秋吉台の駐車場で寝た時は、寒さで凍死しそうになりました。
車内にも霜が降りるって知ってました?
朝起きてみると、車のダッシュボードに置いてあった眼鏡が真っ白に凍っていてビビりました。
車内の温度は確実に氷点下だったと思います。
私はと言えば、寝袋の中に新聞紙を沢山丸めて詰め込んで寒さを凌ぎました。
身じろぎする度にガサゴソと音がする事を気にしなければ、それなりに寒さを凌げます。
とは言うものの寒い事は寒いので、風邪をひかなかったのは、やはり若さがあったからなんでしょうね。
やっぱりコミュニケーションが苦手
そんな卒業旅行ですが、やはりボッチでコミュニケーションが苦手な私は、メンバーの中でも異物だったのかな?と、ちょっとしたトラウマになっていたりします。
毎朝、今日はどの道を走ろうか?などと、一応はその日の行動を相談するのですが、その際に私も「ここへ向かったらどうかな?」などと提案してみたりしたのですが、私の発言はメンバーを不愉快にさせてしまったらしく、何故か喧嘩になってしまいました。
一体私は何を言ってしまったのか?
今となっては、もう思い出せもしないのですが、多分相当に他のメンバーに対して失礼な事を言ったのだと思います。
やはり自分は他の人と協調行動を取るのは苦手なんだと、再確認したので旅の後半はほとんどメンバーの話合いに口を出す事はしませんでした。
今考えると、リーダー(?) に言われては買い出しなどはしていたので、もしかするとパシリ要員として参加させて貰っていただけなのかも知れないですね。
それでも思い出は一杯
ちょうと神戸港にクイーンエリザベス号が停泊しているを見て、その大きさに感動したり、先にも書いた秋吉台で凍死しかけたのも、今となっては良い思い出です。
どこかの役場の前の公園で、公園の水を使って朝食を食べていた時に、役場に出勤する人を見て、来月からは自分もあんな風に仕事に行くのかな?などと期待と不安を感じたのは覚えています。
ただ、やはり不審者のように思われたのか、メッチャ見られましたが、その事で何故か「俺は自由気ままに旅している」と感じて、訳の分からない解放感を感じたりもしました。
どこかの駐車場や空地のような所で、家から持ってきたガスコンロで料理をして食べたりもしたのですが、今考えるとマナー違反どころか、よく警察に捕まらなかったものですね。
当時も「これは良くない事だ」と感じていましたが、その後ろめたさも含めて思い出だったりします。
自由な旅がしてみたい
卒業旅行が楽しいものだったか?と言われると微妙な面もありますが、私の旅好きは、あの卒業旅行が大きく影響しているのは確かだと思います。
あれから、私の旅スタイルは一人旅が基本になりました。
一人ならば同行者に不快な思いをさせる事もありませんし、旅先でのトラブルも自分なりの解決法を楽しめます。
私は、本当にボッチ気質なのだなと改めて感じますね。
今まで、色々な所へ行ってみました。
何故かメジャーな観光地である、北海道と沖縄には行った事が無いのですが、他はほとんど行った事があるんじゃないのかな?
でも、一人旅だから自由気ままだったか?というと、当然勤務の関係があるので、日程の制限もありますし、さすがになんの装備もなく車中泊という訳にもいかないので、ホテルを予約したりとまあ普通の旅行が大半でしたね。
だからこそ、あのノープランだった卒業旅行を、今度は一人旅でチャレンジしてみたいと思うんです。
基本は車中泊ではなく、キャンプをするかホテルに泊まるかだと思いますが、キャンプ場もホテルも見つからない時は、車中泊になるかな?と思うのですが、現在の体力では以前のようなムチャは出来ませんので、ちゃんと車中泊が出来るように、車の方にもそれなりの準備が必要になってくると思います。
旅への浪漫
FIREしたら、まずは心と身体を休めたいと、以前から書いて来ましたが、家でじっとしているだけでは休息にならないというのは、この2年の自粛生活の中で思い知りました。
来年3月でFIREしても、当面は家の事で掛かり切りだと思いますが、そんな生活の中でも、やはり旅への憧れは胸を焦がします。
コロナの状況次第ですが、家のリフォームに向けた準備をする一方で、車を車中泊が出来るようにしたり、サーカスTCが再販されたら、近場でも良いのでキャンプにも行ってみたいですね~
いやぁ夢が膨らみます。というか妄想が止まりません(^^;
旅……いいですよね~
旅と旅行は同じ意味の言葉ですが、何となく言葉の響きが違って聞こえます。
旅行というと、やはりレジャーの一つという感じですが、旅という言葉には浪漫を感じるんです。
今まで足を踏み入れる事が敵わなかった北海道にも行ってみたいですし、コロナで行く事が出来なかった、恩人への墓参りにも行きたいです。
先日、数十年振りに喘息の発作を起こしました。
もはや幾つの病気を抱えているのか、自分でも把握しきれない状態です。
なので、退職したら、まずは身体を休めたいというのは本心です。
ですが、気ままに旅に出るのも休息の一つになるんじゃないかな~なんて考えてしまいます。
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