米国2期連続GDPマイナス! 狼(暴落)は来ないのか? リセッションは?

FIREについて

28日に米国の4-6月期のGDPが発表され、予想通りマイナス成長となりました。
しかし、株価については発表を受けても下落はしませんでした。
このまま狼(暴落)は来ず、株価は回復していくのでしょうか?

このまま株価は回復する?

2期連続でGDPはマイナスという発表がありました。
2期連続のマイナスだとリセッション入りしたとも取れますが、特に株価が下落するという事もなく、S&P500を始めナスダック・ダウなど、3指数ともに上昇するという結果になりました。

これには複数の要因が絡んでいるのだと思いますが、一番大きいのは既に市場がGDPのマイナスを折り込み済みだったという事ではないでしょうか?

これが、予想を超える大幅なマイナスであれば違う結果になったと思いますが、今回は-0.9%と市場の予想の範囲内だった事に加えて、27日にパウエルFRB議長から「米国は景気後退下(リセッション)にない」「今後の利上げペースを緩める」といった発言があったり、GAFAMなどの決算発表がそれほど悲観するものでは無かった等の要因があったからだと思われます。

では、これで再び米国株は上昇に転じるのか?と言われると、私は単純にそうは思えません(私が狼少年みたいですね)

何も問題は解決していない

以前にもブログ記事で書きましたが、各国の中央銀行は良くも悪くも時の政権の影響を受けると私は思っています。
なのでFRBも中間選挙を控えたこの時期には、市場を大きく動揺させるような発言は控えるだろうと書きました。

ですが依然として米国のインフレは高いレベルにあり、原油価格の高騰の鍵を握るであろうOPECとの関係については、バイデン大統領がサウジアラビアのサルマン皇太子との会談を行ったようですが、目に見える関係改善があったようにも思えませんし、ウクライナとロシアの戦争も終結へ向かう道筋は見えていません。
コロナウィルスにしても、収束どころか今まで以上の大きな波が来ています。

つまり何も問題は解決していない状況で、株価についても薄氷の上で微妙なバランスを取っているようにしか私には見えません。

更なる下落はあるのか?

何も問題は解決していないとは言え、11月の中間選挙では民主党が大敗すると思われます。
労働者より企業との関係を重視していると言われている共和党が勝利すれば、一時的に株価が上昇するでしょうし、暫くは上下動を繰り返しながらも株価回復への動きを見せるのではないかとも思います(あくまでも素人の考えですが

ですが先ほども言ったように、現在アメリカが抱えている問題は何一つ解決しているとは言えない状況なので、ちょっとしたキッカケで大きく株価が下落する局面も有るのではないか?とも思えます。

何を言っているのか自分でも良く分かりませんが、要するに今後株価がどう動くのか私程度の頭では予想も付かないという事ですね。

今後の投資はどうするのか?

これも以前の記事で書いたように、今の私は現役時代のような入金力はありませんので、積み立て投資を継続出来る状況ではありません。

今後株価が上昇するのなら、PERもかなり低くなっている現在、多少無理をしても買い増ししても良いのかも知れませんが、この間何度も書いているように、素人には株の「買い時・売り時」は判断出来ないというのが私の持論です。

結局何が言いたいの?と思われるかも知れませんが、個別株ではなくインデクスファンドを買っている以上、無理をせずに定期積立を継続するか、入金力が無いのであれば、現在保有している株式を保有し続ける事がベストというのが私の考えです。

だって……「今の内に買っておけば11月には絶対に上がる筈」と、今のうちに大量に買い増しをして、実際に11月に大きく上昇したとしても、その時点で売る訳ではなく長期保有する訳ですから、一時的な株価の上昇は単なる揺らぎに過ぎないと思うのです。

仮にS&P500が今後数カ月で1000ポイント上昇したとしても、10年単位で見れば上昇幅は平均化され、パフォーマンスに大きな差は出ないと思います。

結局狼(暴落)は来ないのか?

正直言って分かりません。
けれど……潜在的な諸問題が解決していない以上、来ると想定しておいた方が良いのでは?と思っています。

しつこい位に書いていますが、私のような素人に出来る事は殆ど無く、出来る事と言えば大きく値を下げた時に動揺しないよう、心の準備をしておく事くらいでしょうか?
インデックスファンドで長期運用を目指している場合、一番マズいのは株価の下落局面で、含み損にパニックを起こして保有している株式を売却してしまう事だと思うので。

今後、年初来の下落から一転して回復基調となるのか、現在の落ち着きは一時的なもので更なる下落を招くのか、どちらに転んだとしても長期投資を目指すのならば、一喜一憂しない事が大切だと思います。

とは言うものの、退職して時間が出来たからなのか、最近は株価の変動に敏感になっている自分がいます。
以前から経済指標や時事ニュースなどは関心を持って見ていましたが、株式指数のチャートを詳しく見る事はありませんでした。

最近は株価の動きが気になって見ていますが、果たしてこれは良い事なのか悪い事なのか……何だかんだ言って、結局は気にし過ぎているのかも知れませんね(^^;

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