FIREへ向けて貯蓄率のアップを目指そう!「家計簿のすすめ」

FIREについて

FIREへ向けて貯蓄率を高めたいと書きましたが、現在でこそ40%を超える貯蓄率になっていますが、20代の頃はまったく貯蓄出来ていませんでした。
それに貯蓄(率)へ目が向いたのも最近の事で、以前は貯蓄(額)の方ばかりを気にしていました。
今でこそ「額よりも率」と思っていますが、その辺りの考え方が変わってきたのも、家計簿があってこそなので、これからFIREを目指したいと思っている方は、是非家計簿を付けてみて下さい。色々な事が見えてくると思います。
もっともFIREを目指している方は、しっかりした資産運用をされている方がほとんどだと思うので「今更家計簿かよwww」と言われそうですが…

以前の貯蓄への考え方

社会人に成りたての頃、貯蓄と言っても銀行預金が全てでした。
それに、給料も当時は振込ではなく現金支給だったのと、自分で働いて得たお金だという事に舞い上がり、タガが外れて毎月好き勝手に使って余ったら銀行へ預けに行くという時期がありました。
「将来の夢の為」という、恥ずかしい名目の謎貯金だけは、子供の頃からずっと続けていましたが……

今にして思えば、本当に刹那的な生活でしたね。

当時の貯蓄率がどの程度だったのか、とても興味がありますが、家計簿を付けていなかった為、今となっては確認する術がありません……残念です。

家計簿を付ける切っ掛け

家計簿を付け始めた切っ掛けは、無謀にも20代にして家を建てて住宅ローンを組んだ事と、クレジットカードを作った事です。

現在では複数枚の所持も当たり前になったクレジットカードですが、私が初めてカードを持った時には、自分が高額所得者になったような錯覚がありました。

それまでの自分の価値観が激変し、正気を失っていたとしか思えませんが、カードを使い過ぎて限度額を越えた…なんて事もありましたね~
クレジットカードは、本当に魔性の発明品だと思います(汗)

しばらくして給与が銀行振込に変わりましたが、住宅ローンの返済などもあって、かなり預金残高が厳しくなり、カードの引き落としが出来なくなるんじゃないかと焦った事もありました。

そんな事もあって、ちゃんと毎月の収支を記録しようと「お小遣い帳」を付けたのが、私の家計簿デビューでした。

家計簿をつける意味

言うまでもない事ですが、自分の消費行動の傾向が判ります。
どんな事にお金を使っているのか? 買ったものやサービスを実際に利用出来ているのか? などです。

家計簿を付けるようになってからは、ムダな買い物が減りましたし、収入と支出が見える事で、生活スタイル自体がシンプルになってきたように思います。

それでも、禄に使いもしないムダなサービスを契約していた事もありますが、生活を見直そうとした時に、本当に必要なサービスか? 見直したら幾ら節約出来るのか? 数字で把握できる意味は大きいと思います。

実は自炊派では無かった?

8年前の家計簿を見直してみたところ、自分は自炊が多いと思っていましたが、意外と外食が多い事に驚きました。

確かに、現在でもオンコール業務の後などは、外食で済ませてしまう事もありますし、出来合いの惣菜を使う事も頻繁にあります。
つまり、自分で思うほど、自炊派では無かったという事ですね(^^;

それでも、自炊の割合を増やした頃から、一度にまとめて食材を買う事が多くなり、食事自体も色々工夫するようになりました。

それまでは、食事のメニューを決めてから必要な食材を買っていましたが、それだと結構ムダになる食材が出るんですよね~

食材が余ったら、それを使って別の料理を作るという当たり前の発想が当時の自分には無かった為、食品ロスが多く出てしまっていました。
今考えると、勿体ないオバケがデモ行進して来てもおかしくないですよね。

家計アプリについて

私の家計簿は、いわゆるお小遣い帳から始まりましたので、ずっと紙の家計簿を使っていました。
山のようなレシートの束も年単位で保存していたり、本当に苦労しました。

それから表計算ソフトを使うようになり、現在も家計管理はエクセルで四苦八苦しています。

便利だという評判に釣られて家計簿アプリを使ってみた事もあります。
今ではレシートを読み込むだけで、科目の整理などもしてくれるという便利機能満載の物もあるようですが、あまりに多機能で結局使いこなせず、やっぱり仕事でも使っているエクセルでポチポチ入力する今のスタイルに落ち着きました。
家計簿アプリも、使いこなせれば便利なんだろうと思うんですけどね~

自分の貯蓄率を振り返る

自分の貯蓄率を知る事になったのは、やはり家計簿を付けるようになったからですね。
と言っても、貯蓄率を意識するようになったのはここ数年ですので、以前は預金額のみを見ていて収入の何%を貯蓄しているかなんて考えてもいませんでした。

まあ、住宅ローンを払っているにも関わらず、好き勝手にカードで買い物をしていた訳ですから、そりゃそうですよね(当時は本当に黒歴史でしたね~)

ボーナスを使う事で、何とかやり繰り出来ていたつもりになっていましたが、振り返ってみると、全然ダメダメでしたね。

貯金から投資へ

家計簿を付けるようになってから、貯蓄への意識が大きく変わりました。

まずは住宅ローンを完済しなければと、かなり無理のある節約生活で貯金を増やし、何とか返済の目途が立った所で一括返済しました。

その時の生活は本当に苦しかったですが、ちょっと黒歴史もからんで来ますのでその辺りは別記事にしたいと思います。

ただ、何となく節約生活を続ける中で、自分の貯蓄限界が見えて来てしまいました。
このまま貯金をしていって、定年まで働いたら幾ら貯金出来るかという限界が計算出来てしまう。
なんか未来が暗いんですよ。将来に希望が持てない。

その辺りからですかねぇ……それまで「投資はギャンブル」っていう固定観念があったのですが、どうせ先が見えないのならと投資にも興味を持ち始め、少額づつインデックス投信を積み立てるようになり現在に至っています。

そしてFIREへ

住宅ローンを完済してからは、貯蓄率が劇的に上昇しました。
もちろん住居費が無くなった事もありますが、それだけでなく支出のコントロールが出来るようになってきたという事も大きいと思います。

以前の節約生活は本当にストレスが大きく辛いものでしたが、その生活に慣れたのか、節約のコツが掴めてきたのか、現在の生活には概ね満足しています。

そんな中で、貯蓄率も5%から、10%・20%と増えていき、昨年の貯蓄率は目標の50%まで後一歩という所まで来ました。(もっとも昨年は自粛生活が長く、娯楽費が極端に少なかったという面はありますが)

目標としている60歳でのFIREについても、希望がゼロではないかな? という微妙な状況(笑)にまで持ってくる事が出来ました。
それもこれも、家計簿を付けるようになった事が大きいと思います。

まだ家計簿を付けていない人、特に中高年の独身男性の皆さん!
今からでも家計簿を付ける事をお勧めします。

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