４月からＦＩＲＥ生活が始まった訳ですが、ここ数カ月で約５００万円も資産が減ってしまいました。
特に高額な買い物をしたという訳ではないんですが、やはり少しビビッてしまいますね。
資産激減の原因
冒頭にも書きましたが、今年に入ってから特に大きな買い物をした訳ではなく、家のリフォームを計画してはいますが、まだ「見積り」すら取っていません。
では何故５００万円もの資産が減ってしまったかと言いえば、ＦＩＲＥを目指している人ならば、大体想像がついているかと思いますが、年初来の株価の下落がその要因です。
資産の半分近くを株式（正確には投資信託ですが）で保有していますので、株価に連動して資産総額も大きく変動してしまいます。
長期投資の中では暴落リスクは織り込んで然るべきと理解はしていたし、今までも数カ月で数百万円単位の資産が減少する経験はありましたが、その時はそれほど気にする事もありませんでした。
けれど今回は、正直に言って心穏やかには居られませんでした。
下落は想定内？
今年に入っての米国株を中心にした下落って、昨年辺りから色々なメディアで言われていましたよね？
ＦＯＭＣの金融引き締めについても随分とニュースになっていましたし、それにコロナの感染が延々と続く中、様々なコストが増大して経済的なダメージも大きくなっているとも聞きます。
更にそこへもってきて、泥沼の様相を呈して来たロシアのウクライナ侵攻などの世界情勢の不安定化。
まあ、Ｓ＆Ｐ５００を始めとした株式相場が下落局面を迎えるのも仕方ない状況なのかな？と、自分でも思っています。
とは言っても、今の状況を想定していたのかと言えば、経済的な事を学んだ訳でもない自分には、ここまでの状況になるとは正直な話、予想もしていませんでした。
本格的なリセッションが来たとも思えませんし、いずれ色々な状況も落ち着き、また株価も安定するのだと思いますが、正直「いつまで続くんだろう？」という不安感があるのは否定出来ません。
国際的な緊張感
ウクライナ情勢に関して、国際的な緊張感が高まっていると連日ニュースで取り上げられています。
北欧の二か国フィンランドとスウェーデンがＮＡＴＯへの加盟を決め、ロシアが武力行使も辞さない構えで反対しているとも報道されました。
そりゃロシアにとっては、周辺国が次々にＮＡＴＯへ加盟するのは避けたいのでしょうね。
他にも、ＮＡＴＯへの加盟手続きには時間がかかる為（北マケドニアの際には１年半程かかったとか）、その空白期間の安全保障の為に北欧二か国とイギリスが軍事的な結びつきを強めているとか、ロシアとの関係が深いトルコが２国のＮＡＴＯ加盟に難色を示しているとか……etc
まるで嘗ての冷戦時代を思わせるような状況ですが、これが世界経済にどのような影響を与えるのか？
不謹慎な話かも知れませんが、戦争は最大の消費行為だと言われますし、インターネットを始めとして、戦争の準備の為の技術革新が、一般社会にフィードバックされている面も無視出来ないと思います。だからと言って、決して戦争を肯定する訳ではありませんけれど。
ただ何があっても、経済は歩みを止めないだろうなとは思っています。
なので、そう言った意味でも現在の資産価格の下落は、一時的なもので直ぐに……かどうかは分かりませんが、やがて回復して上昇に転じる時が来ると思っています。
とは言え、ＦＩＲＥだセミリタイアだと能天気な事を言っていられるのも、平和である事が大前提になってきますよね……戦争は怖いです。
冷静さを失った結果
現在の私は、無職ですので収入がありません。
当然投資に関しても入金力がありませんので、今までのような定期積立は止めています。
体調と相談しながら仕事を見つけて、余裕があった時に少額でも投資出来れば…何て考えていましたが、現在の先が見えない状況に動揺してしまい、自分でも思ってもいなかった行動に出てしまいました。やはり下落局面で冷静さを保つのは自分には無理だったようです。
具体的に何をしたのかと言えば……
「もしかしたら現在って投資のチャンスなのでは？」と、思わずＳ＆Ｐ５００とオルカンを買い増ししてしまいました（＾＾；
いや～働いていた時には、何も考えず毎月積み立ていたので、あまり景気がどうとか金融政策がどうとか、投資を継続する上では重視していなかったし、寧ろそうした動きに惑わされずに地道に積み立てていく事が大切と思っていたのに、定期積み立てを止めて「資金的に余裕のある時に投資出来れば…」と頭を切り替えた途端にこれです。本当にどうしようも無いですね。
今後の投資について
今まで何度も書いてきましたが、私は経済や金融の智識が皆無ですし、当然株の”買い時”や”売り時”なんて分かりません。
嘗てＦＸで、自分を過信して数百万円の損失を出した事もあり、自分は素人であるという前提で地道な積み立てに専念してきました。
今までは、多少株価が下がろうと上がろうと、あまり気にしないで居られました。
おそらく毎月の生活費が給与所得で賄えていた事も、動揺せずに済んだ大きな要因だと思います。
しかし仕事を辞めて無職となり、定期的な収入が無くなった現在、自身の資産状況で本当に今後の生活がやって行けるのかという不安が頭を過ぎります。
今回「もしかしたら今の状況は投資のチャンスなのでは？」などと、今までだったら考えもしなかった”買い時”や”売り時”などと言った、判る筈もない判断をしてしまったのも、そうした不安からの行為だったのかも知れません。
何度も言いますが、素人には”買い時”売り時”などは判断出来ませんし、判った気になって手を出すと、最終的には大きな損失を出すと思っています。
今回は、今までの経験を活かす事が出来ませんでしたが、自分を顧みる良い機会だったと前向きに捉えようと思います。
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