もしアナタが無事にFIREを達成したとして、その後の人生をどう生きていきますか?
日本人の平均寿命はどんどん長くなっています。
そんな長い人生をどう生きるのか?
これってFIREでも、かなり重要なポイントじゃないかと思うのです。
FIRE後の人生をどう生きるか?
もしアナタがFIREを達成したとします。
その後の人生をどう生きますか?
副業に励むのも良いかも知れません。
趣味に没頭するのも良いかも知れません。
日々を気ままに生きるのも良いかも知れません。
経済的に自立する事が出来るのならば、どんな生き方でも選べます。
私だったら、キャンプと車中泊で日本各地を旅して…なんて楽しそうですよね。
ですが、FIREする年齢にもよりますが、FIRE後の人生って結構長いんですよね~
そんな長い時間を生きていく訳なので、FIREしてもやる事がなくて退屈なだけと考える人がいるのも分かる気がします。
FIREした後、何年くらい生きられる?
何歳でFIREするかにもよりますが、FIREした後どれくら生きると思いますか?
厚生労働省の調べでは、令和元年産まれの平均余命は男性が81歳、女性が87歳となっています。100歳以上まで生きる人もゴロゴロいそうですよね。
リンダ・クラットンの書いた「ライフシフト」という本では「現在20歳の人は50%以上が100歳まで生きる」と書かれています。
仮に40歳でFIREしたら、何と60年もの人生設計を考える必要が出てくる訳ですよ。
40年しか生きていないのに、60年もの人生をどう生きるかなんて、考えらない人が殆どではないでしょうか?
こんな筈じゃ無かった。
そうした人生を楽しむ為には「健康に生きる努力をする」というのは必須の項目なのかも知れません。
ちなみに、健康でいられる期間を健康寿命なんて言ったりしますが、その健康寿命については、厚生労働省の資料では、男性が72.14歳、女性が74.79歳となっていました。
自由な時間を得たからと言って、朝からお酒を飲んで過ごすとか、家に閉じこもって、面白くもないテレビを見て、一日が過ぎるのを待つだけなんて、それこそ最初の数カ月は良いかも知れませんが、きっと飽きてしまうと思いますし、何よりも健康を損ねてしまう可能性が大きいです。
ピンピンコロリ(死語?)ではないですが、健康寿命を伸ばす為にも、FIRE前から、自分はどう生きていくのか?という事を考えるのは大切な事なんじゃないかなぁ……「こんな筈じゃ無かった」と思わない為にも。
FIREの4つのスタイル
詳しくは、また別記事で書きたいと思うのですが、FIREには4つのスタイルがあるそうです。
・FatFIRE(豊富な資産を持ち、お金の心配をする事なく自由に生きる)
・LeanFIRE(FatFIREほどの資産はなく、慎ましい生活を送る)
・BaristaFIRE(バイトなどを続けるながらゆとりある生活を目指す)
・CoarstFIRE(十分な資産はあるが、したい仕事を続け社会との関わりを持ち続ける)
4つのFIREと書きましたが、私にはFatFIREとCoastFIRE、そしてLeanFIREとBaristaFIREの二つは、それぞれ同じような印象を持っています。
本来の意味は違うのかも知れませんが、FatとCoastは資産に余裕があるので、働くも働かないも自由。
LeanとBaristaは、最低限の資産はあるが余裕を持った生活の為には働く必要がある。
つまり形の上ではFIREしているけれど、台所事情は意外と厳しい、そんな印象を持っています。
決してLeanFIREやBaristaFIREを否定している訳ではありませんし、そうした生き方も有りだと思っています。
実際に、私の目指しているFIREも、区分としてはLeanFIREですし、
何よりも、やるべき事があるというのは意外と重要なのでは?と思うのです。
やはり楽しみを見つけたい
私の先輩は、定年後の自由な時間が苦痛だったと言っていました。
毎日やる事が無いので、朝から酒を飲んで一日が過ぎるのを待つ。
このままでは自分はダメになってしまうのではないか?という葛藤の日々だったそうです。
この「やる事が無い」というのがFIRE生活をする上で、重要なポイントなのかな?と思うんです(まだFIREも達成していない身の上ではありますが)
FIREしていなくても、折角の休日をダラダラ過ごし、気が付いたら一日が終わっていたなんて人も多いんじゃないでしょうか?
苦労してFIREを手に入れても、退屈な人生に耐えられず、また仕事に戻ろうと思う。
けれど、働くという事にブランクがあると、なかなか思うような仕事が見つけられない。見つけても採用して貰えない。これも良くある話ですよね。
自分の生きがい?
前回の記事だったかな? 癌で夭折した先輩がいると書きました。
その先輩がやっていたのが、小児マヒなどの障がいを持った人と、一緒に旅行に行く活動です。それも列車一台(確か5~6両編成だったと思います)を丸ごと貸し切って!
当然一人で出来る筈もなく、実行員会形式で取り組んでいました。
私もボランティアの一人として参加した事があるのですが、実行委員にならないか?と誘われました。
しかし、スポンサーの確保・ボランティアの募集・JRや自治体との交渉など、あまりにも多岐に渡る活動内容に怖気づいて、断ってしまいました。
今考えてみると、既に癌を発症していた時期だったので、自分の後に続く人を探していたのかも知れません。
自分は身の程を知っています。とても私は先輩のようにはなれません。
けれど、「人生を掛けてやりたい事」が見つかるって素敵だと思いませんか?
思えば、私の父もそうでした。
お金にならない、ほぼボランティアのような活動に人生の全てをかけて、家計を支える母に良く叱られていました。
そんな母も、父の事を認めていたようで、息子ながら「結局仲良しかよ!」と内心突っ込んでいました(^^;
退屈な人生にならない為に
車中泊の旅も、全国のキャンプ場巡りも楽しそうではありますが、1~2年で飽きてしまいそうな気がしています。
仕事の休みが取れて、たまに行くから楽しいのであって、それが日常になってしまったら、本当に楽しいのか?と疑問に思ってしまうのです。
だからと言って、何もせずに家にいるのは、定年で時間を持てあまして「気が変になりそうだった」と言った先輩の二の舞になりそうですよね。
前回の記事だったかな? 一応やりたい事も或るには或ると書きましたが、今の私では難しそうです。
障がい者列車を走らせた先輩のように「人生を掛けて!」なんて、私にはとても出来ませんし、目指そうとも思えません。
父のような信念がある訳でもありません。
本当にただの思い付きなので、実現性は極めて低いです。
ですが、本当にFIREが出来たのならば、時間だけは出来る訳ですよね?
だったら、少しづつでも前に進んでみたいな。なんて思う訳です。
もしかすると「退屈だ~」なんて思うより「忙しい~!もう辞めたい!」と、思う可能性の方が高いような気もしていますが……
まあ、いずれにしても本当にFIREが出来たらの話ですけどね。
今はまだ病院に勤務していますし、コロナの収束の気配も見えません。
まずは自分の出来る事からですね。
どうせ私程度の人間に出来る事なんて限られていますから。
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