新盆に思う、父母の偉大さと、家を守るという大変さと

ボッチな毎日

先日、母の新盆供養に行ってきました。
母が帰ってくるという事で、少しは家や庭を片づけたいと夏休みも合わせて取ったのですが、改めて家を守るという事の大変さ、母の偉大さに気づきました。

特別な新盆

普段の新盆供養は、お坊さんが各家を回ってお経を上げて下さるようなのですが、今年はコロナの関係もあり、新盆の家族がお寺に行ってお経を上げてもらう形式になりました。

それも、時間を決めて予約制で行い、書院(待合室)も密になるのを避ける為に使えないので、順番が来るまで駐車場の車で待機という事に。

私の勤務している病院でも、発熱外来の場合には基本は受付後車で待機という形式なので、あまり違和感を持っていないのですが、檀家さんの中には戸惑っている方もいたようですね。

家を守るという事

家を守ると言っても色々な意味があります。
家=家族ならば、経済的に家計を支えるなんてのも、家を守るという事なんでしょうけれど……

今回私が書きたいのは、家という建物を維持したり、庭の掃除や木の剪定などで外観を保つという意味での守るという事です。

新盆では、亡くなった母が初めて家に帰ってくるという事なので、少しは家や庭を綺麗にしてみようかな?と思い、夏休みをお盆の時期に貰いました。

休みを貰ったのは良いのですが、結局は家の外観も室内もまったく片づけられていません。断捨離は何処行ったんだ?という感じですね。

次々に明らかになる問題点

けれど、この夏休み期間で、家に関する問題点が次々に明らかになりました。
正直に言って、かなり「ヤバイ」です。

休みで家に居ると、ご近所の方が色々と声を掛けてくれるのですが、改めて相当に迷惑を掛けている事が判明しました(_ _;

庭木の手入れをしていない事による景観問題
家を囲むブロック塀の欠陥工事疑惑
雨水が隣家へ流れ込んでいた問題
下水の悪臭問題

ご近所の方に指摘していただいた事以外にも、もう少しでトラッキング火災が起きそうだった事など、本当に数えきれないほどの問題を抱えていました。

庭木の手入れ問題

今までも、幽霊屋敷のようだと思っていましたが、景観的にも問題ですが、何か空き家のような感じなので、放火でもあったらなどとも心配されていたようです。

ご近所の方が、庭の木を切ろうとチェーンソウ片手に家に突入してきて……嘘です盛り過ぎました、ゴメンナサイ
基い……手伝ってあげるから、枯木だけでも何とかしようと申し出てくれました。

とても有難かったのですが、春先から少しづつ手を入れており、もう少し自分でやりたいという気持ちもあったので、平身低頭「お代官様、今しばらくのご猶予を~!!」と、お断わりさせて頂きました。

今は雑草と闘っていますが、本当に今年中には枯木の処分も考えないといけませんね。

ブロック塀の欠陥工事疑惑

お隣さんが庭のリフォームをしていて発覚したのですが、家を外周を囲むブロック塀に、欠陥工事疑惑が発生しました。

どういう事かというと、家を建てる時と同じように、塀を立てる時にも基礎を作って、その上に塀を立てるのだそうですが、我が家の塀には基礎が無く、ただ地面の上に塀が置いてある状態だったようなのです。

そんな状態で何故倒壊しなかったかと言えば、四方を囲む塀が互いを支え合っていたので倒れずにいたのではないか?との事。

更に言えば、塀と塀を繋ぐ部分にには鉄筋などで繋ぐのが基本の様なのですが、四枚の塀をセメントでくっ付けただけという可能性が出て来たのです。

何故そんな事が分かったかと言えば、隣の家の工事の際に、我が家と共用しているブロック塀がそうなっていたので、他の部分は大丈夫なのか?という訳なんです。

そう言われて指摘された部分を確認してみると、確かに鉄筋も金具もなく、それどころか、わずかに道路側に傾いているように見えます。

建築業者に文句を言おうにも、既に我が家を立てた業者は倒産・破産してしまっていて、文句を言う所がありません。

雨水が隣家に流れ込んでいた問題

どうやら、我が家の雨どいの一部が破損し、本来なら屋根の雨水を下水路に流す筈が、隣家の庭に降り注いでいる状況になっていたようです。

今までは、隣家も我慢してくれていたようなのですが、せっかくリフォームした庭に、バシャバシャと隣の家からの雨水が降り注ぐ状況に、「何とかなりませんか?」という話になり、何と隣家のダンナさんが「まあ、ついでだから…」と、雨どいの金具の交換をして下さいました。

本当に申し訳ありませんでした!と、土下座でもするしかない状況です。

家の中の問題

これは、ご近所さんからの指摘ではなく、自分で家の片づけをしていて気づいた事なんですが、冷蔵庫のコンセント部分が、食器棚などで隠れていたのですが、良く見るとホコリがエライ事になっていました。

これはトラッキング現象による火災が、いつ起きても不思議では無い状況でした。皆さんも普段掃除しない場所にコンセントが設置されてないですか?気を付けた方が良いと思います。

それと、我が家は二階にもトイレがあるのですが、父が他界して母の介護をする為に一階で生活するようになってから、二階のトイレはまったく使用していませんでした。

トイレって長期間使用せずにいると、パイプの水が無くなります。
パイプの水は、下水の匂いの蓋の役目も果たしていますので、悪臭が上がって来てしまうんです。

そして、その悪臭は換気扇から外へ出ますので、我が家は二階から周辺へと悪臭を振りまいていた事になります。
ご近所の皆さま、本当に申し訳ございませんでした!!!!

今になって思う父母の偉大さ

とにかく、父母はマメな人でした。
母は毎日庭の雑草を毟っていましたし、父も定期的に家のメンテナンスを欠かしませんでした。

現在私は雑草に苦しんでいますが、毎日小まめに草むしりをしていれば、今の腐海のような状況にはならなかったと思います。

実際、母がどれだけ凄かったかと言えば、雑草どころか庭の一角に、家庭で育てるのは困難な山野草の花壇を作って世話をしていたくらいです。私にはとても出来ません。

掃除だって、もっと小まめにすれば食器棚周りも整理されて、コンセントの点検だって可能だったでしょう。

父も結構几帳面な人でしたので、軒のクモの巣から雨どいの汚れまで気をかけていました。
今のような雨どいが破損して隣家に雨水が流れ込むなんて状況になる前に修理していたと思います。

毎日少しづつでも手をかけてやる、それがいかに大変な根気と労力がいるものなのか痛感しています。

父よ、母よ、アナタ達は偉大だった!

持ち家を維持するのは大変

アパートならば、管理するのは自分の部屋だけで済みます。
マンションでも、建物そのものの管理は、管理組合などで共同で行う場合が多いと思います(不動産会社が行う場合もあると思いますが)

しかし、持ち家の場合は、庭の手入れも含めて全てを自分で行わなければなりません。

マンションの管理費は、住んでいる地域によっても違うと思いますが、地方ならば月1~2万円程度ではないでしょうか?

良く主婦労働に対する給料はどれくらい?なんて話を聞きますが、持ち家を管理する場合、その労力に対価を支払うとしたら、とても月1~2万円では済まないと思います。
言い訳になってしまいますが、一人で家を維持するのは大変です。

きっと、新盆で家に帰ってきた母は、今の惨状に絶句していると思います。

本当に、こんな息子でゴメンナサイm(_ _)m

これから、少しづつでも手入れをしていくから、今年は見逃して下さい。
と、言っても説得力無いだろうなぁ・・・本当に頑張らないと。

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