FIREを目指す人へ! その決断は自分の望んだものですか?

FIREについて

この所、心の病の状況が思わしくなく、ブログの更新も2カ月以上もストップしてしまいました。
念願(?)だった筈の退職が後10日余りと迫る中、このままではイケナイと、またブログの更新を再開したいと思います。

FIREは目的? 手段?

FIREを目指している全ての人に聞いてみたい事があります。
アナタにとってFIREは、人生の目標なのでしょうか? 生きていく上での手段(選択)の一つなのでしょうか?

FIREは、人生で一番大きな選択と言っても良いかも知れません。
だからこそ、後悔しないようにFIREする事が自分にとって良い事なのか、今一度振り返ってみて欲しいのです。

とは言えFIREは、かなり資金的なハードルが高く、年収1000万円を超えるような高給取りでもなければ、準備期間も相当に掛かる事と思います。
FIREに必要な資金を準備する中で、生活スタイルが変化する人も多いのではないでしょうか?

そうして頑張っている人にとっては、FIREは目標と手段の両方であり、あまり区別して考える人はいないかも知れないですね。

FIREの先には明るい未来が待っている?

以前から2022年3月末で退職すると言ってきました。
そんな退職日まで、とうとう後10日程となりました。
仕事そのものは、連休明けの22日が最後で、その後は有休消化に入ります。

とは言うものの、Financial Independence つまり経済的な自立が果たせているかについては、自分でも自信がないと言うのが正直な所なのですが・・・

本来ならば、ようやく夢が叶ってワクワクしている筈なのですが、心の病は良くならず、連休中も、ほとんど家に籠って寝たきりのような状況になっています。

鬱の苦しみ

私が苦しんでいる心の病は鬱病です。
主な原因は、仕事の内容やら職場の人間関係やら、まあ良くある事です。
FIREという言葉と出会い、私は仕事から逃げだす事を選択しました。

そして、3月末には退職となるので、退職日が近づけば心も軽くなると考えていました。
ところが、現在進行形で心は重くなるばかり…

何故? と自問自答する日々の中、徐々に状態は悪くなっています。

冒頭にも書いたように、本当に経済的に自立出来ている自信は無く、そこに不安を感じているのか?とも思いましたが、どうも違うようです。

混乱した日々の中、いずれにしても退職の日はやって来ますし、4月からは新しい生活が始まります。

こんな状況で新生活がスタートしても、はっきり言って明るい展望を見出せるとはとても思えません。

押し入れから出てきた荷物

今まで、仕事や母の介護を「言い訳」にして放置していたので、一人暮らしをするには大量過ぎる物で、家の中は溢れかえっています。

そんな中、押し入れから古びた風呂敷に包まれた箱が出てきました。
そのアルバムは、今から30年以上も前に働いていた病院のアルバムでした。

そしてアルバムの最後のページには手紙が一通ありました。
信じられない事に、30年以上もアルバムの最後のページに手紙が挟まっていた事に気が付いていなかったんです。

手紙の内容に涙

手紙は、当時の技師長であり、私の人生の師匠とも言える人からの物でした。

「〇〇君は写真が嫌いだと聞いたので、このアルバムもあまり開く事は無いかも知れません。
でも、写真には一度しかない自分の人生が写っています。いつかこの写真を見直して、自分の生き様を振り返る時がきっと来ると思います。
その時に、この写真が残っていて良かったと感じてくれると信じて送ります」
そう書かれていました。

何で、30年以上も見つけられなかったのだろう?
自分の愚かさに呆れてしまいました。
そして、まだ若い私と当時の仲間たちの姿を見て、涙が止まりませんでした。

本当の原因

写真を見ていて、念願だった退職の日が近づいているのに、何故こんなにも心が苦しいのか、一向に鬱の症状が緩和されないのか、少し解ったような気がしました。

現在働いている病院には、未練はありません。
このまま続けていけば、おそらく定年前に私の心身は決定的なダメージを負い、定年後の生活へも大きな影響が出るだろうと思います。

なので、このタイミングで退職する事が出来るのは、むしろ幸運な事だと思います。
けれど昔の写真を見て、本当は自分は「仕事」を辞めたい訳ではなく、「現在の病院」を辞めたいのだと思うのです。

私の心には、仕事への未練と職場の仲間への後ろめたさ、一方で病院で働き続けるリスク。
そうした相反する気持ちがあって、私の精神をゴチャゴチャにしているのだと思います。

身勝手な事は重々承知していますし、全てが丸く収まるような方法は無い事も理解しています。

でも、そんな子供がダダを捏ねるような心理が、私の心を重くしている本当の原因だと思うのです。

誇れる自分であるかどうか

古いアルバムに写っていた30年以上昔の私。
まだ若く、仕事への熱意も未来への希望も持っていた私。
自分の生き方に、疑問なんて感じる暇もなく、ただただ必死に走り回っていた私。

今の私は、そんな過去の自分と向き合えるだろうか?
FIRE(早期退職)は、当時の自分に誇れる選択なのだろうか?
今更、そんな事を言っても始まりませんよね。

4月からは泣いても笑っても、新しい生活がスタートします。
おそらく私の事ですから、これからもウジウジと悩みながら毎日を送るのだと思います。
それでも、自分に出来る事から一つづつ、ヨチヨチ歩きどころかヨボヨボ歩きになってしまいましたが、それでも一歩づつ前に進まなければ…そう思うんです。

古い写真の中の若い私に「誇れる生き方」とまでは言いませんが、せめて「毎日を楽しんでるよ!」と言えるいうな生き方をしたいです。

私のFIREという選択が、間違いでは無かったと証明する為にも!

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