ある日の朝ふと「海に行ってみたいな」と思い、そのまま車を走らせて海を見に行ってきました。
海から帰宅してから、ああ……これが出来るのがＦＩＲＥ生活なのか！ なんて考えたのですが皆さんが考えるＦＩＲＥ生活ってどんなものでしょう？
海へ行ってみたいな
先日は私が通っている主治医から「気ままに生活しても良いのではないですか？」と言われ少し心が軽くなったり、吹割の滝の遊歩道を散策しても足が痛くならなくて気持ちが上向いて来ました。
とは言うものの鬱状態がそれほど劇的に改善する筈もなく、相変わらず２～３時間で途中覚醒してしまい睡眠不足に陥ったり、あれこれと考え込んでは落ち込んだりと相変わらず精神的には不安定な日々が続いています。
そんなある日、例によって明け方（深夜？）２時頃に目が覚めてしまい、何となく起き出してボーっとしていた時、ふと「海に行ってみたいな」と思ったんです。
どうせ今日も何もする事が無いのだし、いっその事行ってみるか……と思ったのが明け方の４時頃。
特に何も準備する事なく普段着のまま車に乗り込んで家を出ました。
何処へ行こうか
取り合えず車にガソリンを入れなきゃと思い、近所の２４時間営業のセルフのガソリンスタンドへ。
給油後に思ったのが「海と言っても何処へ行こう？」でした。
海へ行ったのは両親が健在だった頃に親戚の家に行ったのが最後だと思うので、１０年以上も昔になります。
親戚の家は千葉なので九十九里方面へ行こうか？ いや逆に日本海側の新潟方面を目指そうかなど、スタンドの隅に車を停めて考えていたのですが、せっかくならまだ行った事の無い場所へ行ってみようと茨城の大洗方面へ行く事に決めました。
今までも特に目的地を決めない旅行をした事はありますが、仕事を休む為に色々と調整したり何だかんだと計画を立てる必要がありました。
こんな風に、ほんの数時間前に思いつき、そのまま家を出てから何処へ行こうなどと考える旅行が出来るなんて初めての経験です。
大洗へＧＯ！
大洗までどの位の時間がかかるのか、どんな場所なのか？ こんな季節外れに観光出来るものがあるのか？ 何も分からないまま出発し、取り合えず東に向かって進めば良いんだろうと車を走らせました。
ナビの画面を見ると北関東自動車道を使うか、国道５０号をひたすら走るかするようですが、特に急ぐ訳でも無いし車にシュラフも積んであるので、いざとなったら一泊しても良いかと考えて下道で行く事にしました。
ガソリンスタンドを出たのは４時半くらい、道路も空いていて結構快適に運転出来ます。
運転している時は「いや……俺、本当に海に行くのかな？ マジ？」と、あまりの現実感の乏しさに呆然としながらも、どこかフワフワと気持ちが高揚していくのを感じていました。
思ったより厳しいかも
以前乗っていたＣＸ－５では、２～３時間程度のドライブは何とも思いませんでしたが、スクラムワゴンは軽自動車だという事もあるのかも知れませんが、１～２時間も連続して運転していると疲労を感じたり腰が痛くなってきます。
そこで１時間半毎にコンビニに寄って休憩を取ったのですが、思いのほか疲れが蓄積してくるんですね～ 今後本格的に車中泊で遠くへ旅行する時の為の貴重な経験が出来ました。
おそらくは遠出をする際には車中泊とキャンプを組み合わせる形となると思うのですが、これだけ車の運転が疲れるとなると、一日の移動距離もたかが知れているので、流石にあまり無計画に旅するのは無謀かなと思いました。
それにしても車の疲れって不思議ですよねぇ……
１～２時間の運転なんて普段でも経験しているのですが、こんなに疲れる事はありません。
自分の行動範囲と違って、知らない道を走る緊張感から疲れ易くなるのかな？
オ～海だ～～！！
休み休み５時間くらい車を走らせ、ついに大洗海浜公園に着きました。
じつに十数年振りの海にテンションが上がります。
海が見えただけで気分が高揚する感覚は、長野県や山梨県など海無し県に住んでいる人ならば分かって貰えるのではないかと思います。
一応途中のコンビニでおにぎりを買って食べたのですが、もうお昼近い時間になっていたので、少し砂浜を散策した後で昼食を食べられる場所を探そうと思います。
スマホで検索してみると「かあちゃんの店」という店の「生シラス丼」が評判良さげだったので、海辺の散策がてら行ってみる事にしました。
スマホでは徒歩５分となっていたのですが、途中で港を見たりマリンタワーに登ったりしていたら１時間ほどかかってしましました。
マリンタワーから見える広大な海の景色は、普段山しか見ていない群馬県民には感動の景色でしたよ～
オッサンにしては珍しく天気に恵まれ気温も高かったのですが、適度な海風？が気持ち良く、まったく距離は気になりませんでした。
かあちゃんの店で昼食
ネットで調べた「かあちゃんの店」には、１２時少し前に着きました。
人気店らしいのですが、平日とあってお店の前にはチラホラと人がいる程度でした。
行列が出来る訳でもなく、お店の前のメニューなどが書かれている看板を見ている感じでした。
何事？と思ってオッサンも覗いてみたんですが、その日に提供出来ないメニューなどが紹介されていて、その日の水揚げによってメニューが変わるのかな？と、さすがは大洗漁協の直営店だと関心しました。
幸いネットで紹介されていた生シラス丼は食べられるようだったので注文したのですが、トロリとした生シラスに卵の黄身が乗せてあり、評判通り美味しかったです。
お吸い物の中にもシラスが入っているのも、何気に嬉しいポイントでした。
疲れたけど行って良かった
群馬から茨城までの往復で、寄り道した事もあって往復で約４００ｋｍになりました。
朝４時半頃に出発して、結局車中泊はせず夜８時頃に自宅に着きました。
運転していた時間は多分１０時間くらいだったんじゃないのかな？
砂浜を散策したり結構歩いていた時間もありましたが、やはり運転が一番疲れたように思います。
でも疲労困憊で辛かったというより、充実感のある心地良い疲れでした。
ただ、もう少し遠くへ行くのであれば、何処かで１泊した方が安全な旅が出来るだろうなというのが正直な感想です。
驚いたのは燃費が予想外に良かった事！
帰ってから給油して計算したところ、リッター１６ｋｍも走っていました。
普段は良くてもリッター１２ｋｍ前後しか走らないので、最初は計算ミスかとスマホを二度見してしまいました。
それと途中でコンビニスイーツのアウトレットにも寄ったのですが、何と近所のスーパーの方が安いという微妙な現実（＾＾；
群馬の物価が安いのか、スーパーの企業努力がスゴイのか……
いずれにしても充実した良い一日を過ごせて、温泉巡り以来に久しぶりにＦＩＲＥして良かったと実感する事が出来ました。
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