FIRE(?)しました! 退職の贈り物を貰った時に思った事

FIREについて

この記事は有休消化中に書いていたのですが、何だかんだでアップが遅くなってしまい、退職後になってしまいました。
FIRE(早期退職)については、また別の記事にしたいと思いますので、今回は、最後の出勤の日に職場から頂いた贈り物について書いてみたいと思います。

退職時の贈り物

今回私が頂いた贈り物は、北海道産の干物の詰め合わせでした。
普通なら、こんな時って花束だったり菓子折りだったりしますよね。
魚の干物を送るって事は少ないんじゃないかな?

これって、先ほども言ったように、昔の会話から私が喜ぶ物は何だろうと考えてくれたんだと思うのです。

これ、ちょっと凄くないですか?

真ホッケ・にしん・紅鮭のハラスに宗八カレイまで、まさに丸ごと北海道!
「いつか北海道に行ってみたい」という、退職したらしてみたい夢の一つが、これだけで叶ってしまったような気さえします。
何にしても嬉しい贈り物でした。

私の普段の食生活

私の食生活は、他人様から見れば味気ない食事の繰り返しだと思います。
アジの開きや塩鯖・メザシ等をヘビロテし、そこに納豆や漬物、たまに野菜の煮物を添える。ほぼ毎日そんな献立です。
たまに、肉を使った変わった物を作ったりもしていますが、せいぜい月に数度あるかないか。
面倒くさがりな私は、食事の献立を毎日考えるのが億劫で、何となく同じものばかりを食べるようになってしまいました。

一人暮らしの方どうですか? 毎日メニューを考えるのって大変じゃないですか?

母と暮らしていた頃は、それでもアレコレと栄養バランスなども考えながら毎日の献立を考えていたのですが、母が施設に入所し自分だけになってしまうと、自然に食事のバエティは減っていきました。

でも魚好きの私には、干物サイクルって何だかんだ飽きが来ない上に手軽に作れて、私には結構あっている食事スタイルだなと思っています。

職場での何気ない会話

職場でも「自炊って面倒臭くないですか?」なんて聞かれて「毎日魚の干物ばかり食べてるよ」と話していました。
それに「伊豆の漁港の店とか、輪島の朝市とかで食べた干物って、旅先だから思うのかも知れないけど、やたらと美味かったな~」とか、「いつか北海道にも行ってみたいんだよね」なんて話をした事もありました。

しかし、そんな会話をしていた事も忘れてしまい、最近では職場内での会話自体が減っていたように思います。

何年も昔の、それこそ何気ない会話だったように思うのですが、みんな覚えていてくれたのかな?
いや、覚えてくれていたからこそ、今回の退職祝い(?)のチョイスだったのだと思います(感涙)

食べてみました

取り敢えず、観賞する物でもないので食べてみようと思い、ニシンの干物を焼いてみました。
調理法の説明書に、半解凍状態で焼くと美味しいと書いてあったので、5時間程冷蔵庫の中で解凍してから焼きました。

食べてみると、マジで旨い!
身は脂が乗っていてジューシーだし、皮はパリパリ! 頭の部分までサクサクとまるでスナック菓子のように食べられてしまいます。

ちなみに付け合わせは、スーパーの特売の漬物と、カボチャと人参の煮物にしました。

まあ献立自体は普段の食事と同じなんでけど、メインの魚が美味しいだけで、まあ御飯がススム事!!
普段は一合も食べられないのですが、冷凍して置いた飯をレンジでチンしてお代わりをしました。

退職した今思う事

以前にも書きましたが、私の仕事は会社で言うところの中間管理職でした。

私の仕事は、自職場と他の職場と連携しチーム医療の一員として職場を機能させる事。
職場内の声を”上”に届けて、職場の意見を反映させる事。
職場内のコミュニケーションを円滑にし、働きやすく職員が成長しやすい環境を整える事。

私は、そうした役割を1割も果たす事が出来ませんでした。

役割を果たさないままに、全ての責任を放棄して逃げ出すように退職する訳ですから、私は職場から疎まれ、或いは蔑まれても仕方がない、そう思っていました。

でも、そんな私に職場の皆は、こんなに素敵な贈り物をしてくれた。
退職してからこんな事を言うのも何ですが、私は放射線室内に限っては人的に恵まれていたのだと思います。
今更ですが、改めて職場のメンバーに心からの感謝と、全てを皆に押し付けて一人で逃げ出す事への謝罪を。


本当にごめんなさい。

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