今までは病院に勤務していたのですが、始めて町の健診に行ってきました。
検査をする側から受ける側になって、とても新鮮な体験になりました。
戸惑いの初健診
毎年町から自治体健診の通知は来ていたのですが、今までは病院の職員健診を受けていたので、今回が始めての健診でした。
取り合えず通知を持って保健センターへ予約しに行ったのですが、胃がん健診は胃カメラと胃透視（バリウム）検査を選べて、胃カメラの場合には基本健診とは別に近隣の病院へ予約して、基本健診とは別の日に受けて下さいとの事でした。
本当は胃がん健診には胃カメラの方が良いのですが、出来れば基本健診と同じ日に済ませてしまいたいと思い、今回はバリウムの検査を選択しました。
当日の検査では係の人に丁寧に案内され、検査順の案内板まであったにも関わらずウロウロと迷ってしまい、本当にご迷惑をおかけしましたm(＿ ＿;m
高齢の方が家族に付き添われて来ていましたが、そのレベルだったかも知れん（^^；
胃がん健診には絶対に胃カメラ
病院で働いていた頃、定期的に研究発表という程では無いのですが症例発表のような事をしていて、健診科で働いてい頃に胃カメラとバリウムの検査の胃ガン発見率について十年程の検査結果を比較してみた事があります。
結果は、圧倒的に胃カメラの方が胃ガンの発見率が高かったのですが、バリウムで胃ガンが疑われた場合でも、結局は胃カメラで再検査（精密検査）を受けなければいけないので、胃ガン健診を受けるのであれば絶対に胃カメラを受けた方が良いと思います。
ただ注意が必要なのは、胃カメラの利点の一つである病理検査（細胞を採ってガンを調べる検査）は健診の対象外になる事。
その場合は医療として受ければ病理検査まで一度で出来ますが、健診の場合そこまで出来ない事もあるので、自治体に確認しておいた方が良いと思います。
バリウム検査は辛かった
実はオッサンは放射線技師でありながらバリウムを飲むのが苦手なんです。
病院で働いていた頃も、新人が入職する度に研修の練習台として飲んでいたのですが、結構飲めなくて大変でした。
患者さんには「全部飲んで下さいね」何て言っていた癖に情けないですね。
それに加えて左右の方向感覚が無くなりませんか？
これも検査をしていた時は「右を向いて下さい……いや逆向きですね」何て言っていたのですが、イザ自分が検査を受ける時は検査台に寝た瞬間にどちらが右なのか左なのか分からないんですよ。
特にうつ伏せに寝た状態で「左へ向いて下さい」と言われても身体が反応できず一瞬フリーズしてしまいました。恥ずかしい限りです。
それにしても胃カメラと胃透視（バリウム）は結構苦手な人は多いのでは？
胃炎の有無は血液検査（ペプシノーゲン検査）とかも有りますが、もっと苦痛の無い検査法が開発される事を願います。
身長が縮んだ！
良く歳を取ると身長が低くなると良く言うじゃないですか？
あれって椎間板などの隙間が狭くなるとか良く言われますが、姿勢が悪くなる事も大きな要因なのではないかと思いました。
今回の健診で計ってもらったら、昨年の１２月から1.5cmも身長が低くなっている事が分かりました。
一年で椎間板や関節腔などが狭くなるというのも考えづらいので、仕事を辞めて以来多くの時間を家に引き籠っていた影響で、猫背が進行して真っすぐに立てなくなっている事が一番大きな原因なのでは？ と自分では思っています。
まあ食生活は不規則だし、運動もしなければ日光も浴びていない為、骨や筋肉が衰えるのも当然かと思います。
このままではフレイル（虚弱）へ一直線ですね。
本格的に生活習慣を改めねば……
来年は人間ドックかな？
検査結果が出るまでは、おそらく数週間から一か月ほどかかると思います。
しかし検査結果は推して知るべしと思っています。
現在のような生活をしていて健康に良い筈がありません。
血圧の変化はありませんでしたが、コレステロールやHbA1C（糖尿病の検査）などは軒並み悪化していると思いますし、尿酸（痛風）なども上がっていると思われます。
規則正しい食事と適度な運動、それに加えてやはり他人とのコミュニケーションが重要だと言う事は重々分かってはいるのですが……
今年は基本健診を受けましたが、来年は人間ドックを受けてみようかと思っています。
私の住んでいる自治体は助成を受けると最安で２０００円で人間ドックが受けられるんですよ。スゴくないですか？
通常人間ドックを受ける場合、どんなに安くても４万円以上かかる事を考えれば、無料の基本健診よりも２０００円の人間ドックの方が検査項目も充実しているし絶対にお得ですよね。
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