セルインメイは本当なのか? FIRE後の投資について考えてみた?

FIREについて

今までは、愚直にインデックス投資を積み立て来ましたが、退職を期に積み立てを止めてしまいました。
今後は資金的に投資が出来るようなら…という事になると思いますが、そうすると「セルインメイ」などのアノマリーなどが気になったりします。

FIRE後の投資

仕事を辞めた事で、積み立投資は止めてしまいました。
一番大きな理由は、給与収入が無くなり入金力が低下した為です。
まあこれは、当然そうなりますよね(^^;

今後一切投資をしないという事も考えましたが、それもどうかと思うんですよね。
結論から言ってしまえば、積み立ては止めてしまったけれど、今後も余裕のある時には投資して行ければと考えています。

投資先については、ETFなども頭を過ぎりましたが、結局は今まで通りインデックスファンドへの投資信託を買い続ける可能性が高いかな~

とは言っても、やはり売る時の事も考えないといけないですよね?
何時買うか、或いはどのように売るか…
これからは、そうした事を考えるのも必要なのでしょうか?

買い時? 売り時?

今までは毎月の積み立て以外には、ボーナス時など資金に余裕が出来た時に投資をしていたので、あまり株価の変動を気にしていませんでした。
結果的に、ドルコスト平均法的な投資になっていたのだと思います。

ですが、今後は定期的に買う事は出来ずに、不定期に買ったり、或いは今まで積み立ててきた株式(投資信託)を売る事も考えなければいけないのかも知れません。
そうすると、どうしても気になるのが「買い時」「売り時」です。

良く聞くアノマリーに「セルインメイ……」という言葉があります。
直訳すると「5月に売れ」となりますが、実際には「5月は株取引から離れろ」という方がニュアンス的にあっていそうです。
いずれにしても、5月~9月頃は株価が下落する傾向が強いという事のようですね。

まあ損をしない為にはその期間は「取引を控える」か「損切り」をした方が良いという事なのでしょうか?
しかし、見方を変えれば株価が低迷するのなら、逆に「買い時」と捉える事も出来るような気もするのですが……果たして?

セルインメイは本当?

過去5年間の5月から9月にかけてのS&P500の値動きを調べてみました。

2017年 + 5.67%
2018年 +10.04%
2019年 + 1.05%
2020年 +15.47%
2021年 + 3.02%

あれ? ここ5年間は連続で値上がりしています。もちろん年によって騰落率が大きかった小さかったといった振れ幅はありますが……
もしかするとそれ以外の期間との差があったのでしょうか? 今度は各年毎の年間騰落率と比較して見ます。

2017年 +19.42%(+ 5.67%)
2018年 - 6.24%(+10.04%)
2019年 +28.88%(+ 1.05%)
2020年 +16.26%(+15.47%)
2021年 +26.89%(+ 3.02%)

( )内が5月から9月(セルインメイ)の値動きですので、年間トータルと比較するとパフォーマンスが落ちているようにも見えますが、2018年のように成績が良い年があったり、2020年などは直前にコロナによる暴落があったりしますので、一概に「セルインメイ」は正しいとは言えないようにも思います。

やはりアノマリーは売買の判断材料としては弱いかな?というのが正直な感想です。

過去の大暴落は何月に始まっている?

大暴落と言えば、有名どころではITバブル崩壊やリーマンショックなどがありますが、それらが起こったのは何月からでしょうか?

実際には、暴落が始まった時期については、視点によって様々な意見があるようで、ハッキリした事は分かりませんが、S&P500の動きを見ると、ITバブル崩壊の影響を受けたのは2000年8月頃からのように見えます。

リーマンショックについても諸説あるようですが、2007年10月から一気に値崩れを起こしたというのが一般的(?)な見解のようです。

コロナショックでは2020年の2月頃から値下がりし始め、3月半ば頃に一日で10%以上も下がってニュースになったような記憶があります。

逆に過去に遡ってみると、世界恐慌は1929年10月24日木曜日の暴落が端緒という事から、ブラックマンデー(暗黒の木曜日)と呼ばれているみたいですよね。

こうして過去の大暴落を見てみると、いずれも5月から9月の間に始まったという事ではなさそうで「セルインメイ……」の格言には当てはまりそうにありません。

まあ、こう言った歴史的な大暴落は、アノマリーというよりも世界中の経済学者などが研究していますので、ちゃんと背景事情があるのでしょう。

結局どうする?

私の場合には、仮にセルインメイという言葉が本当だったとしても、当面は「売る事」は考えていません。その為の過剰な生活防衛資金ですから。

多分今後10年位は「買う事はあっても売る事は無い」と思います。
トリニティスタディのように4%ルール取り崩すという方法も有りなのかも知れませんが、今の所はその必要性を感じていません。

あくまでも机の上でのシミュレーションに過ぎませんが、取り崩しを考え始める可能性が高い(資金的に一番厳しい時期)のは、年金を貰う数年前かと思います。

一応年金は70歳での繰り下げ受給を考えています。

逆に「買い時」かどうかについても、以前から書いているように、本当に5月から9月が買い時なのか、素人の私には判断出来ません。
今まで機械的に積み立てて来た為に、買い時を判断をする為の勉強も足りていないと思いますしね。

追加で購入する場合には、買い時などは考えずに買える時に買う。
結局は、こんな不器用な投資方法になるのかなと思っています。

それよりも資金ショートを起こさないように、副業(私の場合は新たな職探し?)を始めたり、あまり急激な生活レベルの変化を起こさないように気をつけたいですね。

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