FIREを目指しているのに、投資関連の記事が少ない理由

FIREについて

ボッチなオッサンは3月末に早期退職を予定しています。
そして退職後は、投資の収益を当てにしている部分が多く、投資でのセミリタイアの実現を目指しています。
ですが、私のブログでは投資系の記事が少ないのが現状です。
今回は、その理由について少し書いてみたいと思います。

投資の記事が少ない理由

実を言うと、オッサンは投資に興味が無いと言うと言い過ぎですが、投資について余り勉強もしていないし、ブログに書くほどの関心を持っていないのは事実です。

一応はFIREを目指そうと思った時に、現預金と投資のバランスの見直しをしようと思い、現在もそれを続けています。

ですが本当にそれだけで、特に記事にするような事が何もないのです。
毎月一定額を預貯金から投資に移しているだけ。
現在の含み益がどうなっているのか?とか、どれ位の利回りで運用されているのかとか、ほとんどチェックしていません。

とは言っても、決して投資を軽んじている訳ではなく、早期退職するにあたって、今後の生活の一番の柱として当てにしているのは、投資である事に間違いはありません。
それぐらい私の中で、投資の位置づけは大きなものなのですが、投資そのものと言うよりも「投資先(例えばS&P500とか)の値動き」に、関心を持たないようにしているという方が正確な表現なのかも知れません。

そんな状態なので、記事として書く事が何も無いというのが正直な所なのです。

FIREには投資は不可欠なのか?

FIREには色々な条件があるようですが、主には次の2つに集約されると思います。

1.不労所得が生活費を上回っている状態を作る事
2.年間生活費の25年分の資産を形成する事

つまり、働かなくても生活していけるだけの資金的な余裕のある状態を作る事がFIREの鍵なのではないかと思うのです。

では、投資はFIREに不可欠なのか?というと、私の個人的な意見としては、普通のサラリーマンがFIREを目指す為には、投資は不可欠な要素だと思っています。

国税庁の調査によれば日本人の平均給与所得は461万円(平成12年の調査です)だそうです。
おそらく給与という事なので、税金や社会保険料を引いた手取り額は、370万円前後になるのではないかと思います。
年間400万円以下の収入で、預貯金だけで25年分の生活費を貯めるのは、相当に生活を切り詰めないと難しいのでは?
やはり投資の複利効果を利用しなければ、それだけの金額を準備するのは困難だと思います。

何故投資への興味が薄いのか?

私の場合も、株式(投資信託)への投資が資産の多くを占めています。
おそらく投資の複利効果がなければ、現在の状況を作るのは不可能だったと思っています。
それなのに、投資への関心が薄いのは何故か?

それは、私の今迄の失敗の数々から、私は投資と距離を取った方が良いタイプだと感じているからです。

私は今迄、投資で様々な失敗をして来ました。
銀行系の投資信託で高い手数料を取られたり、FXに手を出して数百万円単位の損失を出したり。
もちろん勉強不足もあるのですが、私には投資のセンス自体が無いのだと思います。

そこで私は、投資について自分の力の限界を感じ、インデックス投資を機械的に積み立てるだけというスタイルに落ち着きました。

亡くなった人の方が運用成績が良い?

資産運用で、最も成績の良かった人は亡くなった人だったと言う話が一時話題になりました。
話を聞いた事のある方も多いのではないでしょうか?

調べてみると、この話の元ネタはラジオ番組の中での「フィデリティ証券が運用成績の良かった人を調べてみたら・・・」という話題の中で、「もしかして亡くなった人では?」というラジオパーソナリティーとゲストの会話にあるみたいです。

実際には亡くなった人ではなく、資産運用を忘れていた人というのが正解だったようですね。
本当に忘れていたのかは分かりませんが、それぐらい資産運用への関心の低かった人の方が成績が良かったというのは何となく納得する部分があります。

株価の動きは理解不能

大手のファンドマネージャーならともかく、私のような素人には株価の動きは理解不能です。

過去にFXで大失敗をしたと書きましたが、株価と同様に為替の動きも素人に手を出せるものではないと思っています。

各国の景気動向や地政学的な動きに関する情報、あるいはテクニカル分析。
そういった物から、ある程度為替の動きを読めると考えてしまったのが、そもそもの間違いでした。

悪い事に、数年ほどFXで利益が出せていた事も相まって、調子に乗ってどんどん高額な取引をするようになり、レバレッジや損切りの感覚も麻痺していきました。
そして、とうとう数百万円の損失を出してFXから退場するハメになってしまったのです。

損切をキチンと管理すれば大丈夫、そういう意見もあるでしょうし、昔よりもレバレッジも小さくなっているので、リスクコントロールが出来れば、FXも資産運用の有効な手段なのかも知れません。
ですが、私には為替の動きも株価の動きも、素人が理解出来た気になって手を出すのはとてもリスクの高い行為だと思っています。

投資にリスクは付き物だけど

そうは言っても投資にリスクは付き物じゃないか、という意見もあると思います。

私のしているインデックス投資だって当然リスクはあります。
世界で最も成長性があると言われているS&P500でも、1987年のブラックマンデーでは30%を超える暴落があったようですし、今後も30%或いは50%を超える暴落が起こっても不思議ではありません。

ですが、FXや個別株の短期トレードとインデックス投資の大きな違いは、リスクの大小ではなく、持続的な緊張と瞬間的な判断を求められる点だと思っています。

前者は市場の分析力や、ここぞと言う時の決断力、後者は多少の値動きに動じない忍耐力と、何があっても入金し続ける継続力。
それぞれ求められる要素が違い、私は性格的に後者の方が合っていると経験から学びました。

決してFXや仮想通貨、或いは個別株の短期トレードを否定するつもりは無く、単純に私には向いていないというだけの話です。

亡くなった人が成績が良いという説得力

実際には、亡くなった人が資産運用の成績が一番良かったというのは誤解だったようですが、私を含めて「ああ、そんな事もあるかも…」と思った人は結構いるのではないでしょうか?

亡くなった人は、世界経済がどうなろうと動じない、と言うかそもそも動けませんよね?(^^;

忍耐力と言って良いのか分かりませんが、暴落があろうと無かろうと、慌てようが無い訳ですから、ある意味で最強の忍耐力の持ち主、まさに不動の心?を持っています。
逆に動けたらホラーですけどね。

まあ、株価が下落して落ち込んでいるゾンビというのも、ちょっとオチャメな感じがして見てみたい気もしますが・・・(^^;

投資との距離感

以前の失敗と、私の性格的な問題もあって、私は投資から距離を置いた方が良いと判断しました。

さすがにゾンビでは無いので、経済や株価の値動きに対して、まったく反応しないという訳ではないし、経済ニュースなどは結構見ています。

ただ、嘗てのトラウマがまだ残っている為、それらの情報によってアクションを起こすのが怖いのです。
だから無意識に投資の値動きをチェックするのを避けているのかも知れません。

昨年に、現預金と投資のリバランスに取り組み始めて、年末にようやく進捗状況を調べてみたという感じなのですが、私にとってはそれ位の距離感が丁度良いと感じています。

元来、臆病者と自信過剰なお調子者が同居しているようなおバカな性格をしていますので、積極的に何かしようと思うと逆効果にしかなりません。

この十数年で、その事を嫌というほど実感しましたので、今後も資産運用に対するスタンスは現在のままで行こうと思っています。

別に大金持ちに成りたい訳ではなく、今の生活を続けていく事が目的なのですから。

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