FIREの為の節約術 意外とバカにならない子供の頃の知恵(習慣)

FIREについて

来年4月にFIREを目指しているオッサンですが、最近は子供の頃の知恵というか習慣ってバカにならないなと感じています。
その習慣が、現在の状況を作ったと言っても過言ではないと感じているので、少し紹介したいと思います。

ポテトチップスへの憧れ

簡単に言うと何も特別な事をする訳ではなく、欲しい物は小遣いを貯めて買うという、ごくごく当たり前の方法です。

でも大人になり使えるお金が増えてくると、これが中々難しくないですか?
欲しい物が簡単に買えてしまう、ここに落とし穴があるとオッサンは思うのです。

オッサンがお小遣いを貯めて買おうと思った、最初の物は「ポテトチップス」でした。
オッサンは子供時代、1日5円~10円の変動制(笑)で、お小遣いを貰っていました。
小学校へ通う前なので5~6歳くらいの頃だっと思います。
そんな子供時代の憧れのお菓子が「ポテトチップス」だったのです。

正確には覚えていないのですが、確か一袋60円前後だったのではないかな?
そして、一週間オヤツを我慢してポテトチップスを買ったのが、小遣いを貯めて買った最初の物でした。

ただ、そうして一週間も我慢して買ったポテチを、一度に食べると夕飯が食べられなくなるからと取り上げられ、ギャン泣きしたのを今でも鮮明に覚えています。

裕福で無かった子供時代

我が家はあまり裕福な方では無かったと思います。
「思います」と不確かな言い方になってしまうのは、極力私には「お金で嫌な思いをしないように」両親が配慮してくれていたからです。

とても残念な事ですが、お金が無い事が差別を生んだり、イジメに繋がったりする場合があります。
そんな事が私に起こらないように、両親(主に母)が、気を使ってくれたのです。

ただ「ああウチは貧乏なんだ」と言う事は、何となく理解していました。
というのも、小学生時代に学校の給食費を「今日は忘れたと言いなさい」と、渡して貰えなかったりした事があったので…(^.^;
多分、本当に厳しい状況だったのでしょうね。
そんな話をする母の表情が、とても辛そうだったのが忘れられません。

欲しい物は小遣いを貯めて買う

そんな事もあり、私は誕生日も含めて、あまり親に何かを欲しいと言った記憶がありません。
欲しい物があれば、自分の小遣いを貯めて買うというのが習慣になっていました。

そんな少年時代でしたので、高校の合格祝いにBOSTONというバンドのレコード(当時はLPと呼んでいました)を買ってもらった時には嬉しかったですね~
家にあった年代物のレコードプレーヤーで、文字通り擦り切れるほど聴いていました。

欲しい物を買う為に、他の物を我慢して小遣いを貯めていた私は、物を買うという行為は大変な事なんだと子供ながら感じていました。

だから、父が私に「レコードを買うという行為をしてくれた事」が、私が頑張った事を認めてくれたようで嬉しかったし、レコードが特別な価値のある物に思えたんです。
何か変にひねくれた、嫌な子供ですね~(^^;

大人になっても習慣は残る

そんな習慣は、大人になっても残るもので、何か欲しい物が出来ると毎月少しづつ「欲しい物貯金」をするようになりました。
1万円の物が欲しければ、月に1000円づつ貯めて10カ月後に買うとか、そんな感じです。

最近の欲しい物貯金(と言っても1年以上前ですが)だと、NANGAのシュラフ(寝袋)を買ったのがそれに該当します。

それまで中華制の安い寝袋を使っていたのですが、WILD1でNANGAのシュラフを手に取ってみて、あまりの軽さに驚きました。

てっきり春夏用だと思っていたのに、何と冬用!それも「快適に寝られる温度」が-10°C! ただし、お値段もそれまで使っていたシュラフの8倍(ただし、こちらには永久補償付きです

一度は諦めようとしたのですが、冬キャンプをメインとする私にとって、シュラフは生死に関わる重要度の高いキャンプ用品の一つなので、絶対に買ってやると決意しました。

そして、それを買う為に1年半ほどNANGA貯金をして、ようやく買う事が出来ました。
それだけに、手に入れた時の満足度はとても高く、思い入れのある逸品になりました。

副次効果が高い

そうした「欲しい物貯金」の習慣は「それは本当に必要な物?」と常に意識する副次効果を生みます。この意識が節約に繋がるのです。
要するに、物欲に対して冷却期間を置くという事なので、厳密に言えば節約とは言わないかも知れませんが、この冷却期間を置くという事はFIREを目指す上で、本当に役に立ったと思います。

人間なんて、瞬間的に欲しいと思ったものは、年月とともに熱が冷めてきます。
大袈裟な表現をすれば「これは自分の人生で本当に必要な物なのか?」と冷静に考える期間が得られるという事なんです。
冷静になってみると「それほど必要でないかな?」と感じて「それより投資に回そうか」と、結果的に資産運用に役立った事も少なくありません。
逆に言えば、それを乗り越えて手に入れた物は、自分にとって本当に価値のある物と言えます。

それでも物欲は手強い!

そうは言っても、物欲さんは中々の強敵です。
未だに格闘中と言っても過言ではありません。
それに、矛盾しているかも知れませんが、人生には物欲も重要な要素だと思うのです。
だって我慢ばかりの人生なんてつまらないじゃないですか(^^)
まあ、悟りを開いた訳でもなし、物欲が無くなったら人生終わりかも?なんて気もするんですよね~

ただ、そんな中でも常に「本当に今の自分に必要か?」という問いかけは、もう習慣というよりも、呪いのように自分を縛っている面もあります。
その為に、せっかくのチャンスを逃してしまい、後悔したなんて事もありましたけどね。
(パソコンなどは、お金を貯めているうちに、ドンドン進化して買い時に困りました。)
とは言え、我慢ばかりの人生はつまらないし、いずれは疲弊して破綻すると思います。
楽しく生きられなければ、頑張ってきた甲斐が無いです。
多少の物欲は「ドンと来い!」ってくらいの感覚で丁度良いのかもしれません。
どのみち「これ必要か?」と、自問自答してしまうクセが付いてしまっているのですから。

まとめ

子供の頃に、欲しい物があったらお小遣いを貯めて物を買うんだ!という習慣が出来ていると、大人になっても習慣(クセ)は残ります。
すると、欲しい!と思う欲望について冷却期間を設ける事が可能になります。
本当に必要なのか? 一時の感情だけではなく冷静に考える。
人生に必要な物を取捨選択する習慣が出来ると言っても良いかもしれません。
そうする事で、無意識に節約が出来て、その分を投資に回せます。
貯められる金額は、欲しい物にもよりますが、せいぜい月に1000円~数千円程度
でも欲しい物は次から次へと出てきますので、数年のスパンで考えると、結構な金額になっていて、自分でも驚く事があります。

それから、欲しい物貯金は買い物の質を向上させる効果もあります。
私は数万円以上する買い物は、基本的に欲しい物貯金で貯めたお金で買うようにしていますが、そうして買った商品には愛着も出てきて、良い買い物が出来たな~という満足感が高いです。

欲しい物貯金で買った物については、買って後悔したという事がほとんど有りません。
だいたい「買って後悔した!」という物は、衝動が抑えきれなくて、思わず買ってしまったという物に多い気がします。(良い歳をしてゲーム機を買ったのが最たる例ですね)
欲しい物貯金、良いですよ~ 童心に戻って実行してみてはどうでしょう?
既に皆やっているのかも知れませんけれど(^^;

コメント

タイトルとURLをコピーしました