調子に乗って、ステーキナイフも新調しました。

趣味のアウトドア

ドンキのメスティンが予想以上に良かったので、調子に乗ってステーキナイフも新調してしまいました。
ただなぁ…今回の買い物は、ハッキリ言って微妙でした。
メスティンが良かった事で、テンションが上がり過ぎたと少し後悔しています。

百均の魔力

今まで、ソロキャンプで使うナイフはオピネルをメインに使っていました。

普通に使うには全く不満は無いのですが、ステーキの筋が少し切り難いと感じた事があって、百均でステーキナイフを見かけた時に、思わず衝動買いをしてしまったんです。

いやぁセリアとかダイソーとかって、魔物が棲んでいますよね。
100円だから……という事を免罪符に、本当にいるのか?とか、あまり考えずについ買ってしまう事って無いですか?

私の場合、百均で買って、とても重宝していて手放せなくなる物もある反面「どうして買ってしまったんだろう?」と、収納の肥しになっている物も結構あったりします。

このステーキナイフも、そんな商品の一つになっていました。

物は悪く無いんです

ダイソーのステーキナイフ、決して物は悪く無いんです。

そりゃあ本格的なナイフのような切れ味は期待すべくも無いのですが、それでも普通に使えますし、肉に関してはオピネルよりも良く切れると言っても良いですね。

何というか、切れ味が良いというのではなく、このノコギリを思わせる波形の刃が肉の筋などもゴリゴリ断ち切ってくれる感じですね。

スーパーの安売りの肉でも問題なく切れますし、繰り返しますがダイソーのナイフも普段使いするには、決して悪い物ではないと思います。

ただし、お刺身を切るようにスっと切れる訳ではなく、あくまでもノコギリでギコギコ切る感じなんですけどね。

ナイフで肉の味が変わる?

キャンプへの憧憬が募っている私は、ついついYOUTUBEなどでキャンプ動画を見てしまうのですが、結構な頻度で焚き火でステーキを焼いて食べるシーンが出てくるんですよね~
そこで気になった動画の中に、良いナイフで切ると安いお肉でも美味しくなるというのがあったんです。

そんな中、一本のナイフが紹介されていました。
それが、大人の鉄板シリーズの高級ステーキナイフ!

もう普通のナイフとは、切った肉の断面が全然違う!
しかも、作られているのはキャンパー憧れの聖地「燕三条

なんなんでしょうね?この「燕三条で作られているのなら絶対に良い物だ!」という、信仰にも似た感覚。

肉に限らず、包丁さばきで食べ物の味が変わるというのは良く聞く話ですし、良いナイフで切れば安いお肉でも上等な味になるのか?って興味があるじゃないですか。

肝心なのは自分の腕だろうという話は置いておきます(苦笑)

でも、大人の鉄板のステーキナイフは、フォークとセットでお値段何と!1万7千円オーバー! とても手が出せません(涙)

刃物の町と言ったら?

燕三条は鉄製品の聖地ですが、私の感覚では包丁の聖地と言えば岐阜県は関市!
孫六兼元・関の孫六と言えば泣く子も黙る、刃物の一大ブランドですよね。

ネットで密林探検をしていた所、関市で作られているステーキナイフを見つけてしまいました。しかもお値段何と660円!

これなら私でも手が出せると思い、思わずポチってしまいました。

ドンキのメスティンが予想以上に良かったので、何となくテンションが高くなってしまい、後先考えずに指が動いてしまったのです。

安物買いの銭失いとは良く言いますが、大人の鉄板シリーズの17000円を見た後だけに、ダイソーやセリアと同様の魔力に吸引されてしまったようです。でも、その時の私に後悔はありませんでした。

何故なら、刃物の町関市で作られたナイフに悪い物があろう筈もない!刃先がギザギザとは言え「ダイソーとは違うのだよダイソーとは!」とか思っていました。

そして届いたステーキナイフ

品物が届くのを待つ事20時間あまり、ポチった翌日にはあっけなく届いてしまいました。
届いた品物を見ると、確かにダイソーのナイフとは作りが違いました。

まず刃が波状なのは同じなのですが、関のナイフは波が緩やかで、波の中に更に微細なギザギザが付いています。

それと、ナイフの構造もダイソーの刃が柄の途中までなのに対して、関のナイフはフルタング(柄の部分まで鋼材が通っている)構造なので、持った時の適度な重さが良い物感を演出してくれます。

さっそく使ってみたいと思いましたが、仕事の関係でスーパーに行く時間が無かったので、実戦投入は後日の楽しみに取っておく事にしました。

そして10月24日に、ついにスーパーに行って、セール品のステーキ肉を買い、試し切りを決行する運びとなりました。

使ってみた感想

ともかく使ってみなければ!という事で、スーパーで安いセール品のお肉を買ってきて、ステーキを焼いてみました。

まずは普段通りダイソーのステーキナイフで切ってみます。

うん、いつも通りの切れ味ですね。

次に関のステーキナイフで切ってみます。

確かに切れ味は良いですね。
肉の切り口も、滑らかになっているように感じます。

でも、肉の味が変化するほどか?と言われると、やはり安いお肉はそれなりの味でした。
そもそも、調理の仕方が下手ですし、何の下処理もせずに焼いただけなので、味が云々という事自体が烏滸がましいというのはあります。

これだけでナイフの良し悪しなんて分かる筈もありません。
それでも、何となく豆腐のようにスっと切れるとか、ちょっと期待してしまったんですよね~

でも、考えてみれば大人の鉄板のステーキナイフは1万7千円オーバーの超高級品で、私が買ったのは600円のナイフです。
本来は、比較対象になる物では無いですよね。

そもそもの話

実を言うと、私はあまりステーキを食べません。
今回はナイフを使ってみたいという事もあって買ってみましたが、普段の食事でステーキを食べる事は1年に一度あるかないかという感じですね。
つまり、キャンプ以外ではほとんど使い道が無いんです。

肉以外の物を切る為に使っても良いのかも知れませんが、使い慣れた包丁や果物ナイフがありますので、ほとんど出番が無いのです。

ダイソーのナイフも、キャンプに持って行こうと買ったは良いものの、実際には数えるほどしか使っていません。

まだキャンプに行けない現状で、何故ステーキナイフなんて買ってしまったのだろう?
ドンキのメスティンでテンションが上がってしまったから、と言ってしまえばそれまでなのですが、少々後悔しています。

繰り返しますが、決してナイフ自体は悪い物ではありません。
作りもしっかりしていますし、高級ナイフとの比較は出来ませんが、私が使うには十分な切れ味です。

ただ、今買う必要があったのか?と言われると……???というのが正直な感想です。

まあ、いつかキャンプを再開出来る時を楽しみに、カトラリーケースにしまっておく事にします。
いずれ活躍する時も来ますよね(^^)

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