FIREに必要なのは平均点? ボッチなオッサンの今までを振りかえってみました。

FIREについて

FIREするのは、普通のサラリーマンには難しい、ハードルが高い、そういう記事を良く目にします。
確かに簡単な事では無いと思いますが、ではFIREを目指している私に、何か特別な才能のような物があったのか?と言うと、そんな物は持ち合わせていません。
FIREには何が必要なのか?自分なりに考えてみました。

4種類のFIRE

FIREすると一口に言っても、FIREには4つの形があると言われています。

Fat FIRE
生活するのに十分な資産があり、働かなくても何も心配せずに暮らしていける。
副業などの収入減がなくても、資産収入だけで自身の望む豊な生活を送っていける。

Lean FIRE
生活を切り詰めれば、何とか働かなくても暮らしていける。
それほど資産に余裕がある訳でもないので、日々の生活を節約しないと破綻する恐れがある。

Barista FIRE
資産収入に頼るだけでなく、パートタイム労働や副業などの収入も含めて生活費を賄う。
日本で言う、サイドFIREがこれに当たると思います。

Coast FIRE
生活する上で、十分な資産を持っているが、生活の為ではなく自分の生きがいの一つとして働く。
言ってみれば、働く事が趣味の延長?のような生き方です。

私のFIREはどれか?

理想を言えば、Coast FIREが私の理想ですが、ストレスフリーで働けて、趣味の延長で収入が得られるような、そんな仕事が簡単に見つかる筈もありません。

それに、将来に何の不安も感じないほどの資産形成が出来る筈もありません。

加えて、現在は体調を回復する事が優先かと思っていますので、当面は働ける状況にはなれないかと思っています。

つまり、私のFIREは4つの分類から言えば、Lean FIREと言う事になるかと思います。
その為に、月10万円以内で生活する事を目指している訳です。

私の資産状況

以前の記事でも計算しているのですが、ある程度の年金が貰えるならば、何とか平均余命(25年間)くらいまでは、現状の生活を維持していけると計算しています。

あくまでも机上の計算ですので、今後予想以上にインフレが進行し、物価(経済学上のインフレではなく、生活費の高騰という意味でのインフレです)が上がったり、マクロ経済スライドなどで、予想以上に年金額が減少すれば、簡単に破綻してしまう程度の資産ですけれど。

もしもキャピタルゲインの税率が30%になったり、ましてや資産課税が導入されて、その対象になってしまったら……完全にアウトじゃないかな?

FIREに特別な才能が必要?

私自身は、幼少期から可も無く不可も無い子供だったと思います。
成績はいつも平均点、全教科で5段階評価の3~4を行ったり来たりという感じでした。

オッサンは幼少期に特殊学校に通っていた事がありましたが、その頃に酷いイジメを経験し、それ以来ボッチな学生生活を送ってきました。

特殊学校から通常の学校に復帰してからも、イジメに遭う事は無かったものの、積極的に友人を作る事はなく、内向的でスポーツでも部活動でも、隅の方にポツンといる感じでしょうか?(^^;

当然社会人になってからも、特殊な才能がある訳でもなく、良く言われているような「副業に成功して財をなす」何て事も出来ませんでした。

収入は高かったのか?

幸運にも医療機関に就職する事が出来たので、収入という面では恵まれていたかも知れません。

最初の2~3年は、勤めた病院が倒産状態だった事もあり、まともな給料は出ませんでしたが、社会人全期間の平均では400万円程度の収入があったと思います。

さすがに年収1千万円超えなんてのは夢のまた夢ですが、それでも安定的に給料が貰えたというのは、かなり人生設計という面では、恵まれた環境だったのではないかと思っています。

資産形成の方法は?

本格的に資産形成に取り組み始めたのは、離婚を経験した30代半ば頃からだったと思います。

どうしたら生きていけるだろうと考えた時、やはりお金が必要だと思いました。

貯金に関しては、子供の頃から習慣化していましたので、後は無駄使いを減らす事が大切かな?と思い、家計簿とも言えないようなお小遣い帳をつけて支出管理をコツコツと行い、次第に投資にも興味を持ち始めました。

最初の頃は、銀行系のファンドやらFXやらに手を出して、痛い目を見た事もあります。
それでも、インデックスファンドに少しづつ積み立てて、現在に至っています。

下戸でお酒が呑めず、喘息持ちだったのでタバコも吸えず、ボッチだったので人付き合いも最低限だった事も、振り返ってみれば幸いしたのかも知れません。

平均点である事の優位性

子供の頃から、学業もスポーツも可もなく不可も無いと言った感じの人生を歩んできました。
でも、FIREには、それが良かったのかな?と思っています。

得意な事が無かったので、何かに打ち込んで大きな喜びを得るという事は出来なかった反面、日常の小さな喜びを楽しむお手軽な性格となり、結果的に支出の少ないライフスタイルになりました。

自身には商才が無い事も判っていたので、副業を考える事もありませんでした。
これについては、プラスだったのかマイナスだったのか微妙な所かも知れませんね。

もしかすると、少額づつでも副収入を得る事で、より経済的には余裕が持てたのかも?とも思いますが、副業の内容によっては、無駄な投資で大損をしていたかも知れません。
私の場合は、性格的に後者だったんじゃないかな?

そう考えると、可もなく不可も無い平均点だった事が、少しづつ資産を貯めていくという点で、有利に働いたのでは?と考えています。

本当にFIRE出来るのか?

こればかりは、正直言って分かりません。

既に退職届を提出し、かなり揉めましたが何とか来年3月末での退職も認めてもらえました。

もう、ここまで来たら後戻りは出来ません。
経済的に自立(Financial Independent)出来ていなくても、早期退職(Retire Early )は待った無しです(^^;

退職してみたけれど、経済的に破綻して路頭に迷う可能性も十分にあると思っています。

何とか、そうならないように計画的に生活したいと思いますし、仮に破綻してしまったらどうするのか?という事も勉強していきたいとは思っていますが、未来の事は分からないというのが正直な所です。

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