資産には形成期と活用期があります。ボッチなオッサンは、資産を有効に活用したいと思っています。

前回、私は株式などの投資よりも現金（キャッシュ）を重視していますという記事を書きました。
ＦＩＲＥを目指している方の多くは、株式など投資の比率を重視している方が多いと思います。
これから資産を増やしていくぞ～！という場合は、やはり株式など比率が高い方が有利だと思いますが、ボッチなオッサンの場合には、少し事情が違ってくるのです。

ボッチなオッサンは資産を残せない

頑張って資産を形成しても、子供や孫がいるのならば、遺産として残してあげる事が出来ます。
ですが、オッサンには子供はおろか、遺産を受け取ってくれる人が誰もいません。

以前に、司法書士の先生から、亡くなった後の事も考えた方が良いと言われたのも、そう言った事情があるからです。
私が亡くなった後は、何処かに寄付するなどの手続きをしなければ、資産が残っていた場合には、国庫に入る事になるそうです。

司法書士の先生が手がけた事例では、自身の母校に寄付したという人もいるそうですが、私は学校も含めてあまり思い入れのある団体がありません。

なので、どう資産形成をするか？というよりも、どうすれば有効に資産を活用出来るのか？という事に関心が移りつつあります。

長生きリスク

少しづつ預貯金を食い潰しながら生きていくのは、どこかの段階で資金ショートするという事で、長生きする事がリスクになってしまいます。

それに、徐々に減っていく資産を気にしながら生きていくのも、何だか精神的にも辛いものがありますよね。

そうした長生きリスクに備える為には、やはりある程度の投資も必要になってくるのだと思います。

私の場合、ＦＰさんの試算では、仮に年金定期便の通りの年金額（早期退職による減額を考慮します）が貰えて、保有している投資が年平均４％の運用利回りが期待出来たと仮定すると、死ぬ時が一番お金持ちになっている可能性が高いとか…

あくまでも机上の計算に過ぎないし、インフレがどうなるか？とか、本当に額面通りの年金が貰えるのか？とか、不透明な部分は多いですが、それでもある程度の長生きリスクには、備える事は出来ているのかな？と考えています。

充実した老後って…

ボッチ故の違った意味での長生きリスク、託せる人も居ないのに遺産が遺ってしまうというリスク？を回避するにはどうしたら良いのか？

いっそＦＩＲＥしたら、今までの生活を一変させ散財しまくろうか？と言うのも、愚の骨頂ですよね～
資産を食い潰して路頭に迷う姿が目に見えるようです（^^;

それに、多少は娯楽費が増えるかも知れませんが、これだけ現在の生活に馴染んでしまうと、今更それを変えるのも難しいように思います。

ある意味刹那的な考えなのかも知れませんが、浪費をするつもりは無いけれど、あまり節約ばかりを考えずに、私なりに残された人生を楽しめれば良いかなと思っています。

良くＦＩＲＥしても、退屈な人生が待っているだけと言う話も聞きますが、実際にリタイアしてみないと、現時点では何とも言えないですよね。

寄付を考える？

司法書士さんからは、遺産が残った時の事を考えた方が良いと言われていますが、まだＦＩＲＥ生活を始めてもいないのに、遺産の事を考えるのも何だかなぁと言うのが正直な所です。

でも、確かに自分が何歳まで生きられるかなんて、誰にも分からないですよね。
父を含めて、私の親戚は７０歳半ばで命を落とした人が多くいます。
病院に勤めていると、私と同年代で亡くなる人も多く見てきました。

そう考えれば、確かに司法書士さんの言う事にも一理ありそうな気もしています。
多くの人に支えられて作ってきた資産が、国庫に入ってしまうというのも、少し切ないかな？とか思います。

かと言って、学校や勤務先などにもそれほど思い入れもなく、現時点では寄付先も思い付きません。
無理やり上げるとすれば、ユニセフとかUNHCRのような国連機関でしょうか？

他にも、父の関わっていた障がい者団体なども候補かも知れませんが、どれも今いちピンと来ません。これから、ゆっくりと考えてみるしか無いですかね～

まあ、そもそも遺産を残すどころか、資金ショートして路頭に迷う可能性の方が遥かに高いのですから、考えても仕方ないかもと言う気もしています。

まとめ

まだＦＩＲＥもしていない状態で、ＦＩＲＥ後の、それも死んだ後の事を考えるのも気が早いかな？というのが正直な所です。
将来の事なんて不確定な要素が満載なので、当たり前と言えば当たり前の話ですけれど。

ですが、そんな事を考えているうちに、やはりＦＩＲＥへの想いは強くなるばかりです。

後悔しない生きかたをしたい。やりたかった事を全部してみてみたい。
今、自分がしたい事って何だろうと、思い付いた時につらつらと書き綴っています。

しょうもない事、非現実的な事、結構出てくるものですね。
中には「やりたいと言うより、やらなきゃダメな事だよなぁ」と言う事もあったりします。

そうした「残りの人生でしたい事、しなければいけない事」を一つ一つ楽しみながら行っていけば、人生なんてあっと言う間ではないかな？

その為にも、どうやって資産を貯めるかではなく、如何に有効に資産を活用するか？という方向へ、考え方をシフトしていきたいのです。