FIRE後、自宅に引き籠る生活を続けて来ましたが、さすがに身体に悪いと思ったのと、せっかくFIREしたのだし、贅沢に平日から温泉三昧とかしてみたいなと思い、出かけてみる事にしました。
ただ、あまり遠出も厳しいかと思ったので、今回は地元の温泉巡りと温泉饅頭の食べ比べをしたので、少し記事にしてみたいと思います。
群馬は温泉の宝庫
私は群馬県に住んでいるのですが、実は群馬って結構温泉が多い県で、源泉地数では全国8位、年間延宿泊利用人数では、何と北海道・静岡・長野に次い全国4位なんです(何故か源泉総数はランク外なんですけど?)
以下は参考にさせてもらった資料です(一般社団法人日本温泉協会より)
有名所を上げても、湯畑で有名な草津温泉、階段街の伊香保温泉、谷川岳を望む水上温泉や、他にも磯部温泉、老神温泉、万座温泉、四万温泉などなど数えきれないほどの温泉地があります。
また、各自治体毎に公営の日帰り温泉があり(これは全国どこの県にもあるのかな?)、ほとんど銭湯感覚で温泉を楽しむ事が出来ます。
ここ数年はコロナの関係で、各温泉ともにかなり苦しい状況が続いているようで、廃業したホテルの噂もチラホラと耳にします。
バブルの頃は、各地の温泉にリゾートマンションが建ち、会員制のリゾートホテルなんて物も在りましたね~
上毛かるたって知ってますか?
こちらも全国にあるのかも知れませんが、群馬には「上毛かるた」という御当地かるたがあって、群馬県民なら誰でも子供の頃に一度はしていると思います。
というか、ほぼ全県民が「あ」~「わ」までの44種類の読みを暗記しているのでは?と思います。
ちなみに「あ」は「浅間のいたずら鬼の押し出し」で、「わ」は「和算の大家、関孝和」です。「わ」に関しては、冲方丁さんの小説「天地明察」の中で、関孝和の読み方を「せきたかかず」としていたのですが、上毛かるたの中では「せきこうわ」とされているので、同作を読んで何かモヤモヤした群馬県民も多かったのではないかな?(笑)
それと「ち」の札は「力合わせる○○万人」と群馬県の人口が入るのですが、遊んでいた年代で人口が変わるので、「ち」の札を言わせると、だいたいの年齢がバレてしまいます。
ちなみに私の年代では170万人だったように記憶しています。
そんな「上毛かるた」ですが、温泉について書かれた札があります。
さすがに札数の関係で全ての温泉を網羅できる筈もなく、上毛かるたで取り上げられている温泉は3つです。 今回は、その3つの温泉を巡ってみようかと考えました。
まずは四万温泉を目指して
まず最初は、「よ」の札で「世のちり洗う四万温泉」と読まれる四万温泉に行く事にしました。
四万温泉は、高速だと渋川伊香保インターを下りてから、少し国道17号を新潟方面へ走り、その後は草津方面へ向けて353号線へ左折して、中之条で沢渡温泉方面へ右折し、そのまま車で30~40分位走ると四万温泉に到着します。
本来ならば、宿を取ってゆっくりしたい所なのですが、今回は他の温泉地も巡るという事で、日帰り温泉を利用しました。
四万温泉は四万川の川沿いにある温泉なのですが、温泉街の川岸に公営の駐車場があって、何と駐車料金が無料なんです!
この辺が田舎の良い所ですよね~東京23区なら駐車スペースが無料なんて有り得ないじゃないですか。
さらに驚く事に、今回立ち寄らせてもらった温泉「河原の湯」は、こちらも入浴料が無料なんですよ!凄くないですか?
ただ…コロナの感染拡大防止の為、利用時間が制限され30分を目安に退出するよう張り紙が張ってありました。
以前に、自転車でのツーリングで利用させてもらった時は、特に時間制限なんて無かったのに……T T
尤も、本当に湯舟が一つあるだけのシンプルな温泉なので、30分もあれば十分に堪能する事が出来ますけどね(^^)
こちらで、もう一つの目的である温泉饅頭を買ったのですが、食べ比べも含めると相当に記事が長くなってしまいそうなので、別に紹介したいと思います。
次なる目的地草津温泉
四万温泉で温まった身体を冷ます為に、少し川沿いを散策してから草津温泉を目指ししました。
草津温泉は、上毛かるたでは「く」の札になっていて「草津よいとこ、薬の温泉(いでゆ)」と読まれます。
本来なら、一度中之条まで戻って145号線から292号線を登るのが走り易いルートなのですが、今回や暮坂峠を通って草津温泉を目指してショートカットしてみました。
暮坂峠は狭くて見通しの悪い部分も多いので、結構神経を使う場面も多かったです。普通車でもすれ違うのに気を遣うような狭い道ですが、トラックのような大型車も通るし、冬季や夜間などはあまり通りたくない道ですね。
そんな暮坂峠を通って一路草津温泉へ、目指すは西の河原温泉です。
西の河原温泉は西の河原公園の端にあり、車で日帰り利用するなら、天狗山スキー場の駐車場へ車を止めて、そこから徒歩で向かいます。
ちなみに、ここの駐車場も料金は無料なんですよ!
西の河原温泉
さすがに今回は入浴料がかかりました。
とは言っても料金は600円ですし特に時間制限も無いので、駐車料金が無料な事を考えるとリーズナブルに名湯を楽しむ事が出来ると言っても良いかもしれません。
更衣室で脱衣して、ここで大失敗した事に気が付きました。
普段、あまり現金を使わないので、ロッカーに必要な100円玉が無かったのです。
入湯料もPayPayで支払っていたので、自分が小銭を持っていない事に全然気が付いていませんでした。
仕方が無いので、脱衣所に財布もスマホも服に包んで、脱衣所にそのまま置いておく事にしました。
海外だったら有り得ない事ですが、日本なら大丈夫じゃないか? 日本人を信用しよう! なんて考えたんですが、もう少しリスクに関する意識を持つべきだったと反省しています。
財布はともかく、スマホは色々な情報が満載ですからね。
肝心の温泉ですが、やはり露店風呂は最高に気持ち良いです。
ここも湯舟は一つだけなのですが、プールのように大きな露店風呂なんです(さすがに泳ぎはしませんが)
端から端まで20~30メートル位有るんじゃないかな?
とにかく広々した温泉で、財布の事も忘れてボ-っと空を眺めながら、ゆったりした時間を満喫しました。
ツール・ド・草津
実は草津温泉には、個人的にとても思い入れがあります。
今回使われてもらった天狗第一駐車場なのですが、以前に自転車のヒルクライムレース「ツール・ド・草津」に参加した事があったのですが、その際に使った事があるんですよ。
ツール・ド・草津は、駐車場から見えるレストハウスをスタートして白根山山頂のレストハウスを目指すのですが、実際にはスタートして直ぐに登り始めるのではなくて、一度温泉街まで下って、温泉街をパレード走行するんです。
走行中は追い越し禁止で隊列を組んで走るのですが、逆に言うとペースが遅いと後ろが詰まってしまって後続に迷惑をかけてしまう。
温泉街での応援は嬉しいのですが、妙なプレッシャーがかかったのを覚えています。
一度、白根山が噴火してイベントが中止になり、その後再開されるも応募が多かったのか参加が抽選式になり、私自身も自転車に乗らなくなってしまった事もあり、ツールド草津からは縁遠くなってしまいました。
今は状況的に大規模イベントは不可能なのでしょうけれど、コロナが収束したら、また再開されるのでしょうか?
浅間酒造観光センターで一休み
草津温泉を出発し、一路伊香保温泉を目指そうと思ったのですが、草津で長湯をしてしまった為に少し眠くなってしまい、浅間酒造観光センターで小休止する事にしました。
ついでと言う訳でもないのですが、饅頭繋がりで浅間酒造さんの定番土産の酒饅頭も購入する事にしました。
それと、もう一つの名物である大吟醸ソフトクリームも食べようと思ったのですが、何でも本当にお酒が入っているとの事で、お酒に弱い事もあって断念しました。残念!
どの程度のアルコール度数なのかは判りませんが、車を運転する方は要注意かも知れませんね。
同乗者が居れば、それを少し味見させてもらう位が良いかも?
適当にブラブラと売店などを見ながら車に戻ったのですが、やはり眠気が取れなかったので、少し仮眠を取る事にしたのですが、がっつり1時間以上も寝てしまいました。
今度こそ伊香保温泉へ
浅間酒造で寝過ごしてしまった為、焦って伊香保温泉を目指したのですが、到着したのは午後4時を回ってしまいました。
ちなみに上毛かるたでは「い」の札で「伊香保温泉、日本の名湯」と読みます。
入ろうと思っていた日帰り温泉は入湯時間によって料金が替わり、この時間だと1000円を超えてしまうという事もありましたが、草津で湯あたり気味になっていた事もあり、もう温泉は良いかな?なんて気持ちにもなってしまい、伊香保温泉に入るのは断念しました。
まあ群馬県内ならば、その気になれば何時でも行けますしね。
そんな事情もあって、伊香保温泉に入る事は出来ませんでしたが、温泉饅頭は無事にゲットしました。
目当てのお店の営業時間も午後5時までだったので、本当にギリギリセーフという感じで、浅間酒造さんでもう少し寝過ごしていたら、お饅頭を買う事も出来ませんでした。
一日を振り返ってみて
一日、3箇所の温泉地を訪ねてみたのですが、平日だったという事を割り引いても、やはりコロナの影響なのか各温泉地ともお客さんの数が少ないように感じました。
本当に、一日も早くかつての賑わいを取り戻して欲しいです。
それと、今回改めて実感したのが自分の体力の低下!
いかに温泉を梯子したといは言え、途中で運転に支障が出るほどフラフラになるなんて、かつて経験した事がありません。
以前の、口が開きにくくなったという記事を書いて以降、一時間程度ではあるものの、近所を散歩したり自転車に乗ったりなど、身体を動かす事を心掛けて来ましたが、やはり本調子には程遠い状況のようです。
とは言え、久しぶりに外の空気を吸ったような感じで気持ちの良い一日でした。
でも、やっぱり私の中でのベスト露天風呂は、山梨県へキャンプに行った時の、早朝のほったらかし温泉かなぁ?
色々落ち着いたら、また行ってみたいな(^^)
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