FIREについて、50代のボッチなオッサンが考えてみた

FIREについて

皆さんFIREって聞いた事ありますか?
ネットで炎上するとかではなく、Financial Independence, Retire Earlyの略で、経済的に独立を果たした上での早期退職の事です。
今日はその事について、自分の解る範囲で、ちょっと書いてみたいと思います。

60歳での選択。継続か? 退職か?

自分は、放射線技師として30年以上働いてきました。
後数年で定年を迎えますが、そこで「退職」か「雇用延長」かの選択を求められます。
正確に数えた訳ではないのですが、かなりの割合の人が雇用を延長していますし、今の病院を退職して別の病院で働いている人もいます。
いずれ定年自体が65歳へ延長される可能性もありますが、現時点では60歳が定年ですので、その時点で継続雇用か定年退職かを選択しなければなりません。
もちろん「まだまだ現役で働きたい」という理由で雇用延長をする人もいますが、働かないと家計が苦しいからという理由がやはり大きいみたいです。
職場の制度としては60歳が定年ですが、年金の支給開始年齢が65歳なので、事実上65歳が定年だと考えても良いですよね。
今後支給開始年齢が更に上がれば、まさに「生涯現役」という事もあり得ると思います。
自分も、現在の仕事は決して嫌ではありませんが、正直、もっと自由な時間が欲しいと思います。
でも、経済的な事を考えると、やはり働かないといけないのかなぁ……

FIREという言葉との出会い

そんな中、FIRE(経済的な自立を果たした早期退職)という言葉に出逢いました。
それは、経済的な自立を果たす。つまりは給与による生活から解放され、自分らしく自由に生きる事が出来るという事。
現在自分は、オンコール業務を行っている為、当番の日はいつ病院から呼び出されるか分からないし。病院へ30分で行ける範囲に常に居なければなりません。
まさに、病院に縛られた生活を送っています。
月に7~8回のオンコール業務がある為、若い頃と違って最近では、オンコール当日と翌日は精神的・肉体的疲労で、ほとんど何も出来ない事が多いです。つまり月の半分は仕事に縛られる日々を送っている訳ですね、
そんな自分にとって、勤務から解放され、自分の好きなように時間が使えるのは、まさに夢のような生活だと思います。

自分の場合は定年まで数年なので、そもそも「アーリーリタイア」とは言わないのでは? と、突っ込みが入りそうですが…
一応自分にも、定年後にやってみたい夢みたいな事があるのですが、それを行うには結構体力が必要です。
あまり健康に自信が無いのもあって、徐々に身体が衰えて来ているのを感じると、残された時間が若い頃と比較にならないほど貴重なものに思えます。
つまり自分にとっては60歳で雇用延長をしないのは、十分「アーリーリタイア」と言えるんです。
FIRE……いいなぁ。本当に60歳でリタイア出来ないかなぁ。

年金だけで暮らせるか?

昨年届いた年金定期便を読んでみると、65歳から貰える年金の予定額が書かれています。
その金額を見ると、税金や社会保険料を考慮しても、現在の生活費に極めて近い金額なので、何とかボッチな生活ならば、年金だけで暮らせるかも? と考えてしまいます。
それならば、60歳から65歳までの生活費を用意する事が出来れば、60歳でリタイア出来るんじゃ? と考えて、少し計算をしてみます。
えーと…一応貰える予定の退職金と現在の資産を合わせて、そこから5年分の生活費を引いて……あれ?
もしかして、今すぐ退職しても何となるんじゃ………って、
イヤイヤイヤ! 早まるんじゃない!!
月々の生活費以外にも、色々とお金はかかるし、家もだいぶガタが来ていて、いずれリフォームの資金も必要だし、物価だって今よりも高くなって行くはずだし、年金だって、今後どうなっていくか不明だし……
単純に月々の生活費の5年分があれば、FIRE出来るって簡単な話ではないですね。
あっぶねぇ~(汗)FIREどころか、家計がFIREするところだった。

FIREを目指して

でも、例え早期でなくても、定年以降も働かざるを得ないとしても、将来の生活を夢みる事は自由ですよね?
そして、その為に今出来る事を考える事も。

FIREの後半 RE「アーリーリタイア」は無理だとしも、FIREの前半 Financial Independence 「経済的な自立」は、本当に不可能なのかな?
家計簿を眺めながら、可能性を追及してみる価値はあるのかも・・・
最近はそんな事を考えています。
身の程知らずなのでしょうか? ^^ ;
ただし、くれぐれも、FIREのご利用は計画的に!(^^)

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